最近拝見した高校さんの中で、
ここは理解が良くて素敵だなぁと思う、
私立高校さんがありましたのでご紹介します。
個別級の生徒さんで、
「大学進学を今は希望しないけれど、
とりあえず何かのために高卒はほしい、
取り急ぎは就労に必要なスキルを鍛えたい」
というお子さま向けです。
新横浜に近いところにあります、
「横浜健育高等学院」
小机駅が、近いです。
ボイタで有名な横浜市リハセンターと、
横浜ラポール、
そして、スタジアムがすぐ目の前です。
こちらの高校さんは、
とてもこじんまりとしていまして、
1学年20人程度!
同法人さんは、グループホームなども持たれていて、
そこで障害ある方々と共に暮らした経験のある職員さんも、ここで先生としていらっしゃいます。
福祉をよく知る社会福祉法人の運営する、
私立の(特別支援)高校なのです。
高校の教員資格を持つ先生を講師として招き、
午前中は主にその方々が授業、
午後は社福独自の就労に向けての課題。
そして、クラークと提携?されていて、
高卒資格に必要な課題はオンライン提出だとか。
卒業時には、ほぼ必ず高卒資格が得られます。
なんと自校炊飯、調理による「校内給食」
先生方が教室前まで運ばれていました
「発達障害のある子は偏食が多いですが、給食だと食べられることがあるので、給食にしています」
↑説明会にて。
その通りだと思います。(我が子もそうです)
「長期休暇はありません。リズムが乱れることや、またその先の就労を考えると、スムーズに就労へ移行できるからです」
その通りだと思います。
夏休み明けの個別級はカオスでしたから。
多動さんが落ち着くまで二週間くらいはかかります。
その原因をなくしたわけですね。
驚きなのは…長期休暇がないのに…、、
学費が高くない!
ここが、
「高卒ビジネスに乗っかったわけではない、
子供ファーストな高校」
と私が個人的にそう感じた理由です。
決定的だったのは、
「それまでは新横浜駅のビルのワンフロアを借りていました。でもそこがなくなったら、卒業生が帰れる場所がなくなる。子供たちにいつでも帰ってこれる母校を作りたかったんです。
だからこの場所に土地を買いました」
素敵ですね
我が家の上の子さんの母校(私立中高一貫校)もそうです。
なんと、卒業しても、いつでも学校の図書館が使えますし、30歳にも同窓会があるんですよね。
学校ドメインのメールは維持され、
先生とメールもできます。
とても素敵だなぁと思っています。
二十歳を超えた上の子さんが、先生を慕う様子が今でもありまして、
先生方もよく覚えていてくださって、下級生さんに我が子のことをお話ししてくださっています。
なので…、
いつでも立ち寄れる母校、っていいですよね
説明会のなかで、
先日、学校に卒業生が戻ってこられて、
時間も気にせずたくさんお話をしてくれた、
との微笑ましい会話を披露してくれた、
こちらの学校さん。
こちらに行かせたい気持ちは大いにありましたが、
肢体不自由の我が子には厳しいとのことで…、
とても残念でしたが、、仕方ありません…。
就労の訓練には、手と体を使いますから…
歩行可能で、とりあえず高卒を取りたいという
個別級のお子様にとっては、
大変理解のある、いい学校さんでした