「今までマッサージを受けて揉み返しがあったことはありますか?」
院長は初めての患者さんに必ずこの質問をします。
そして力加減を確認しながら施術させていただきます。
2回目に来られた時には、
「前回の施術のあと、揉み返しはありませんでしたか?」
と確認します。
さて、マッサージ後の不調として現れるものに「揉み返し」と「好転反応」があります。
それぞれ似たような症状もあるので見分けがつきにくいですが、まったくの別物なんです。
簡単に言いますと、
「揉み返し」は体に良くないこと
「好転反応」は体に良いこと
それぞれ詳しく説明します!
【揉み返し】
刺激が強すぎる施術、施術する箇所の間違いなど、誤った施術によって筋肉の繊維を傷つけてしまい、その周辺が炎症となって現れます。
【症状】
施術した箇所に痛みがある、頭痛、吐き気など。
施術した部分やその周辺で起こり、筋肉の炎症による症状が多いです。
痛みが3日以上続くことがあります。
【対処法】
筋肉を傷つけてしまったことによる炎症なので、施術した箇所を冷やすことが効果的です。
【好転反応】
マッサージなど施術によって症状が良くなる時に起こる一時的な不調のことです。
凝り固まっていた筋肉がほぐれることで、それまでに滞っていたリンパや血液の流れが良くなり、大量の毒素や老廃物が血液中に流れ出すことが原因とされています。
【症状】
倦怠感、眠気、ふらふらする、発汗、腹痛、湿疹、発熱など。
症状は施術した部分ではなく、体のだるさやかゆみなど体全体に現れることが多いです。
症状は一時的で、通常は2~3日が過ぎれば体がスッキリします。
【対処法】
体の老廃物や毒素を尿などで排出するデトックス効果を促すために、しっかりと水分補給をしましょう。
水分補給は常温の水か白湯がおすすめです。
揉み返しは筋肉が炎症を起こしている状態で、好転反応は体が回復しようといている状態です。
好転反応はリンパマッサージなどデトックスを促す施術のあとに起きることが多いといわれています。
ただ、好転反応は誰でも必ず感じるわけではなく、症状もさまざまで個人差があります。
人によっては揉み返しと同様にピンポイントに症状が現れることもありますし、症状が長く続くこともあります。
ちょっと見分けるのが難しいですが、施術した箇所だけが痛い、痛みが3日以上続く、といった場合なら揉み返しの可能性が高いと思います。
ネスト整骨院
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