さきほど
郡山市長さんが福島県知事に
県内一律に出荷・摂取制限されている農畜産物について
地域に限定した指定を求めるなどの要望書を提出した
っていう記事を見ました。
奇しくも今日、打ち合わせをした飲食店経営してる会社の社長さんも
「仕入価格は上がるしモノは少ないし・・・で、キビシい」
と困り果ててました・・・
確かに、これだけ風評被害が深刻になると
市 → 県 → 国(政府)への働きかけをして
国(政府)→マスコミ→国民への風評修正を・・・ってことなんでしょうね
もともと今回の風評の広がり方は、この順だったので
とにかく今は、時間をかけてでも、きっちり修正して頂きたいものです
しかしよーく考えてみると
今回の風評の被害者は生産者だけじゃないんですね・・・
例えば、
スーパーに行って「食材がない」となったとき
1回くらいは外食して過ごした方もいらっしゃったのでは、と思うのですが、
震災直後のファミレスでは、
「いつものメニューどおりにランチ出せません」と
臨時メニューでやりくりしてました
そして今でも、「仕入値の高騰」と「流通量の低下」のために
「いつものメニューどおりに料理出せません」って飲食店、今でも多いんですよ・・・
なぜなら、飲食店の方々の大半はメニューの価格据え置きで営業されてるので、
食材の価格が高くなったり少なくなったら、メニューを制限するよりほかないのです・・・
いきなりなじみの飲食店でいつも食べてたメニューが
「仕入価格が上がったから今日から時価だ」っていわれたらみんな怒るでしょ?!
つまり、農産物を買ってる業者やスーパーも消費者も
その農産物をつかった料理を扱っている飲食店も
今回の風評の被害を多かれ少なかれいずれ受けることになる(受け始めている)・・・ということです
このまま風評被害が修正されないと
たとえ買い占めが終息したとしても、
これからは価格で悩むことになります・・・
解決策としては、早急な「事態の収拾」と「風評の修正」しかないですよ・・・
先日の「出荷制限下の飲食店の仕入れ」にも書きましたが
とにかく
生産者の方々は「あきらめない」とか
飲食店の方々は「たとえ高く買っても、保存方法を工夫して価格を据え置きする」とか
消費者の方々は「正確な情報をあつめる」とか
マスコミの方々は「ウケ狙いはせず、受け手の知識のあるなしに関わらず理解してもらえるよう伝える」とか
各自が適正な判断をしあえる環境をとりもどす事じゃないかな、と思います
そのためには
それぞれが正確なリアルな情報を発信し、
噂に惑わされず正確な解釈のもとで判断するしかないですよね?
思い出してみてください・・・
「コカコーラは骨が~」とか「ハンバーガーの原料が~」とか噂がたったときも
「銘菓」が賞味期限切れとさわがれたときも
食べる人それぞれが「安全」と判断したから、今のように食べられ続けてるんですよ・・・
今の混乱から抜け出して「いつもどおり」に戻りたければ、
リアルな情報をもとに判断したうえで、みんなで「いつもどおり」のことをすればいいだけ・・・
明日も「いつもどおりに」
頑張ります!!
では、また!!