{31B12A71-92A2-43A4-BC1A-B6BD4DA0141E}

母の料理が美味しかったのかまずかったのか

全然覚えてない

僕には選択肢がなかったし

なにより食事は作業のひとつだったからだ

家族とコミュニケーションを取ろうと思ってなかったし

食べなきゃ腹減るし場合によっては死んじゃうから

その位の感覚だった

食事中に怒られたこともあるし

楽しい話をしたこともある

でも料理の味だけは全然思い出せない

こんな事書いてるけど母は存命で元気だ

ハッキリしてることは

僕には帰れる場所があるし

帰りたいなーと思ったりもするってこと

そんでこないだ帰った時

暇で暇で散歩してたら

夕食の匂いがした

うちの夕食なんじゃないかと思ったけど

全然別の家の匂いだった

食事の匂いで幸せな気持ちになるのは

何の心配もせずにすんだ

恵まれた子供だった時を思い出すからだ

おいしいとかまずいとかそんなんはどうだってよくて

僕は幸せだったんだ

これはもう揺らぎようのない事実で

両親に感謝しつつも

今日の資を追い求める生活は

幸せではないのかも知れないなと

ふと

頭の隅で考えて、すぐ消した

考えず、すぐ行動するのが優秀とされるなか

勉強してきたことは無意味なのだろうか?

分かってることは

組織の中には人材ではなく

労働力と捉えてしまうものがあるということ

そして誰も幸せにならないだろうそれに

僕はNoと言いたいだけなのだ