その後の毛布 | 限界超えろッッ!

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たまに、何か、書いてます。

(いつかの続き)



毛布からカバーを外したことで

問題は解決されたかに見えた。



だが…毛布自身は

密かに恐れていた。



きっと彼が真実にたどり着くまで

そう時間はかからないだろう。



「そしてその時が、自分の命運の尽きる時だ」



そう感じていた。



真実…

毛布がいつもカバーの中で動いてしまっていた

本当の理由。



それは

この毛布は一般的な毛布より
ちょっと毛が短い

言い換えれば割と安物の

表面が比較的
滑らかなタイプだったのだ。



つまり

カバーに限らず、触れ合うものとは

滑るようにズレて行きやすい性質を持っていた。





実際に、翌朝すぐ

彼は

タオルケットと掛け布団の間にあったはずの

毛布だけがスルリと抜け落ちているのを発見した。



「ああ、もう終わりだ」



毛布は、彼がまた発狂し

自分は捨てられるのだと覚悟した。





その日のうちに
別の新しい毛布が用意された。



「短い生涯だった…」





しかし意外なことに



彼は古い毛布を適当に丸めると、

手に持ったまま布団に入った。





毛布は



抱き枕になった。





<完>