ようやく梅雨入り。
うっとうしい日が続いていますね。
熱中症予防に、水筒のお茶を飲んでいると
子どもたちが私のまわりに集まってきます。
なに?!どうした?
子どもたちは、ジーと見つめています。
あまりにも長い間ジーと見ているから
ほかの職員も、なに?!どうしたの?
聞いても何も言わずに
子どもたちは瞬きもせず見つめています。
私がマスクを着けると、す~と去っていきます。
何だったのかしら?
職員が不思議そうに首をかしげています。
4月から入ってきた新1年生は、
私の顔を知りません。ずっとマスクをしているから
お茶を飲んでいる時だけマスクを外します。
どんな顔してるのか、覚えていたかったんでしょうね。
「なるほど亅と職員も納得していました。
でも、ほかの職員がマスクを外し水を飲んでいても
チラ見はしますが、子どもたちは集まって来ません。
不思議です。
ここで見られてるというワードで
女優の頃の話をしましょう。
職業柄、つねに大勢の人から注目され見られています。
そんな時、どうしたかというと
見られているという意識を、無意識の中に
閉じ込めてしまうんです。
すると意識が無意識となって、見られていることを
感じなくなるんです。
撮影中は、その役になりきります。
人に見られていることを意識しては、演技に集中できません。
これは女優という職業だからなのか
無意識の中に閉じ込めてしまう術を身につけていました。