アメトーク(12/5)放送で、東京03「飯塚」大好き芸人 
愛されツッコミ&コント職人をやっていました。

私は東京03のコントが大好きです。

番組で飯塚悟志さんの記憶力は凄いと
ほかの芸人さんが語っていました。

台本を1回読んだだけで覚えてしまう。
頭の中で台本が映像で出てくるというのです。

その話を聞いて、
驚いたと同時に、うれしくなりました。

私と同じ能力を持っている人がいたからです。
この能力は「写真的記憶力(術)」というものです。

台本の頁が1枚1枚、写真で撮影したように
脳に映像化されるんです。
頭の中で頁をめくれば、何頁でも見ることができます。

私も女優の頃、台本を覚えるのに
これを活用してました。

あれは、私が始めてテレビのドラマに出演した時でした。
NHKのスタジオものは、まずは本読みから始まります。
それから立ち稽古で、俳優が芝居をしながら
カメラさんがどこで撮影するか位置を決めていました。

私は映画出身なので、
セットができている中でリハーサルしていました。

ですがスタジオものの立ち稽古では
何もありません。演出助手が簡単に説明します。
ここにカウンターがあって入口はここです。

私には、頭の中で距離や位置関係が描けません。

そこで助手さんが見ていたセットの設計図を
見せてもらいました。ほんの2~3秒です。
これで頭の中でセットが出来上がり
広さもわかり動くことができました。

芝居をしながら、カメラの位置も確かめていたときです。

私「あれ?そこからはカメラは撮れないわ。
 狭くてカメラは入れないでしょ」

私のひと言で、演出家が助手さんに
「セットの設計図見せたのか?」

「はい。でも、ほんの一瞬です」
見せたことで助手さんが怒られていました。

あとで助手さんに、ごめんねと謝りました。
助手さんは
「見たのは一瞬なのに、どうして広さまでわかったんですか」と
私「設計図見たら、頭の中でセットが建って見えたの」
助手さんは目をパチクリさせて、
「信じられない」と、つぶやいてました。

そうでしょうね。
信じられないことが起きるんです。
私が必要な時に能力が働いてくれます。

始めてのスタジオドラマは
ハプニングの連続でした。

記憶力は記憶に留まらず、さらに進化していきます。
これも私の特技なのかもしれません。