今日は地区連合会の防災訓練が行われ参加しました。
朝8:30から小学校に36の自治会、総勢300人が集まりました。

小学校の備蓄倉庫には災害時に必要な防災用品が入っています。
それらを使い防災訓練が行われました。

消防署も参加して起震車や煙体験の訓練もありました。
東海地震を想定して震度7を体験。
起震車の中にはテーブルと椅子4脚。
4人ずつ体験します。震度7の揺れは初めて
立つことすらできない。安全な場所へ移動することも無理です。
揺れで足は浮いてしまい、着用していたヘルメットもずれるほど
40秒間がとても長く長く感じられました。

恐怖心が甦り、子どもの頃に体験した新潟地震のあの日に
引きずり込まれていました。時空を越えて、
うすれていた記憶が再び目の前に現れたのです。

心の傷は何十年経っても癒えないものなんですね。

煙体験の訓練もありました。
5メートルの囲いの中でスモークを焚き
低い体制で移動します。昼間で煙の量も少ないため
前方はよく見えましたが、
もし煙の量が多く建物内だとしたら?
どこへ逃げていいのかわからないんじゃないかと思い
怖くなりました。

煙は立て方向に流れるそうです。
だから横へ移動してくださいと指示されました。
煙を吸い込まないように低い体制で移動する。
火の勢いが強く、できるだけ急いで移動するのは大変です。

つぎに災害時の要援護者を支援する訓練を行います。
高齢者や体の不自由な方を車椅子で移動させるため
車椅子の操作方法を学びます。
踏み台や階段、障害物を車椅子で移動するのは
簡単ではありません。
車椅子に乗っている方に不安を感じさせないよう
細かく説明しながら移動しますが

私は車椅子に乗りましたが、
段差を越える時に体が後ろに反ったりするときは
不安になります。
やはり声かけが重要なポイントです。
踏み台を越えるには、4人の手助けが必要です。

小学校の備蓄倉庫には簡易トイレも備えています。
和式、様式の簡易トイレの組み立ても行いました。
和式は階段を登るタイプです。
実によくできています。

ひとつの簡易トイレで8000回利用できます。
8000回で容量がいっぱいになるため、
そこで一台目の簡易トイレは終了します。
またあらたに別の簡易トイレを設置しなくてはなりません。

いろいろな訓練に参加して知らないことばかりで
災害に遇われた方々のご苦労は
報道では伝えられない不安と不自由を強いられているのでは
ないのかと痛切に感じました。

平穏な日々を暮らすことを願っても
いまだ叶えられない人々が、まだたくさんいることを
忘れないでください。