
以前、平凡パンチのパンチ・ショップのコーナーで、世界のお守りを集めた展示会を開催しました。後日、そのお守りが事務所に残っていて、社長の大石から「好きなのがあれば悦ちゃんにあげるよ」と言われ選んだのが、古代エジプトのスカラベのネックレスでした。スカラベはフンコロガシです。黄金虫の一種で「タマオシコガネ」をモチーフにしたものです。古代エジプトでは、スカラベは万物の神である太陽神の化身とされていました。なぜ太陽神として崇拝されるようになったのでしょう。フンを丸めて転がす姿が、太陽を回しているように見えたのでしょう。地中から出入りするところも、太陽が昇ったり沈んだりする姿にも似ていることから、太陽のシンボルになりました。また、ナイル川が氾濫した際に、いち早く地中から顔を出したことから、再生や復活の象徴にもなりました。エジプトの王、ツタンカーメンの即位名「ネブケペルウラー」。名前の中のケペルはスカラベのことです。スカラベが古代エジプト人にとって、幸運のシンボルだということがわかりますね。幸運、長寿、再生復活のお守りとして、私も大切にしています。