「私は女優です。映画人として誇りを持って仕事をしています。私を応援してくれるファンの皆さんを裏切るようなことはできません。AVなど私は出ません」私はきっぱりお断りし、事務所に戻り事の一部始終を話し、もう日活には出ないと告げると事務所の社長も私と同じ考えでした。以降、日活からの出演依頼は一切受けることはありませんでした。これを機に日活は混迷の時を迎えることになります。撮影スタッフからも不満の声が上がりテレビに移った方もいたそうです。映画を愛する撮影スタッフにとって辛い暗黒の時代を生きることになりました。やがて日活内部からも映画会社のプライドを取り戻すため、動き出します。いまは元の日活に戻ったと聞いています。映画人が映画人としての誇りを取り戻したことに安堵しています。これから皆さんに楽しんでいただける作品を作っていただきたい。映画の灯を消さないために頑張ってください。