今まで立ち読みしかしていなかったマタニティ雑誌を始めて買う。


付録にマタニティマークのついたキーホルダーのようなものが。

これをつけていれば、満員電車などで席をゆずってもらえたり、長い行列で先にいかせてらえたりするらしい。


電車で妊婦さんらしき人を見たら席を譲るようにしていたけど、たしかにおなかが目立つ人でないと分からないから、これはいい考えだ。

問題はどれぐらいの人がこのマタニティーマークを知っていて、そしてそれをつけていることに気づいてくれるかということだと思う。

殺伐とした雰囲気の通勤電車の中で、周りをみわたす余裕がある人がはたして何%いるか。


満員電車に乗ることは月に数回しかないけど、座りたいときは何本か見送って並んで待つことが多い。

そんなときこのマークを見かけたら、せっかく確保した席をゆずる度量が自分にあるだろうか。

よっぽどおなかが目だっていたり具合が悪そうだったら替わるだろうけど、それ以外は・・・どうだろう。




マタニティ雑誌にはたくさんの妊婦さんが載っている。


にこやかな写真の横に

『愛知県 田中みどりさん (30才) 妊娠5カ月 (16週)

塾講師だったみどりさんは、妊娠を機に休職。平日は趣味の読書三昧、休日は優しい旦那様と近くの公園へピクニックと妊婦生活を楽しんでいます』

などどいうキャプションがついている。


中にはおなかのふくらんでいく過程を週数、体重、腹囲、子宮底(って何?)の一覧表とともに比較写真で発表している人も。 

13週・体重変化なし・腹囲変化なし、21週・体重2Kg増・腹囲80cm・子宮底18cmてな具合。


これってみんな応募してくるんだろうか?

きれいな人ばかりだけど、全員が元モデルさんってわけではないだろうし。


みんな幸せそうで、大きなおなかを誇らしげに見せていて微笑ましいんだけど、

微妙に感じるこの違和感はなんだろう。


自分の妊娠が継続するかどうか不安だから嫉妬しているのか。

でもそんなのはみんな一緒。100%安全なお産なんてない。


お産はおめでたいことで、ふくらんだおなかは生命の象徴だし(そういうハニワがあったな)、

でもわざわざ写真にとって不特定多数の人がそれを見るとは・・・

「若いきれいなうちにヌード写真をとっておきたい」というのとおんなじようなものだろうか?

違うか・・・


うまく言い表せないのがもどかしい。

こんな風に感じるのはやっぱり情緒不安定だからか。

自己嫌悪。



隣の母娘が帰ってきたようだ。

「手洗いなさいよ」と声がする。

そういえば今日は静かだった。

朝からおでかけしていたのかな?


気になりだしたのはお互い窓を開けっ放しにするここ最近で、窓さえ閉めていればいい

隣人なのになあ。


どうやらお友達と一緒にご帰宅された模様。

私は決して子供がきらいではないし(保育所でバイトしていたこともある)、どちらかといえば

音には敏感ではない。


ただ大きな声をだすとき、及び歌うときは、窓から離れてくれれればそれでいいんですけど・・・


今日の愚痴は以上であります。

はやく前向きなことが書けるようになりたいよ。













散々迷った挙句、電車に乗って有名産婦人科に行ってきた。


受付してから30分ほどで呼ばれる。

あらかじめ私が書いた問診表を、医師がカルテに書き写すだけの問診。ほとんど会話なし。


エコーで胎嚢を確認。まだ点のように小さい。3年前もおんなじだったなあ。


「あと2~3週間したら来てください」ってそれで終わりかい?!

血液検査がないのはしょうがないけど、尿検査も体重測定も血圧測定もなし?


唯一聞けたことーー生肉を食べてしまったことについては

「過ぎたことは気にしないように」(鼻で笑いつつ)


トキソプラズマの血液検査が今後あるのかないのかぐらい、教えてくれたっていいでしょう?

危険性がゼロってわけではないんだから。


以上で \8,500 ってどうなのー

ものの本には初診料が8000円を超えるところは少ないとある。


まあお医者さんにしてみたら、問題もない患者にいちいち時間をかける必要もないんだろうし、

妊婦はどうでもいいことをとかく大事のように質問しがちだろうから、聞かれないように隙をつくらないようにしているのかもしれないけど。


今まで何件か産婦人科に通ったけど、どこも似たようなものだった。

というよりもお医者さんってそんなものか。


いろんな心配事があって前の妊娠の時のように100%うれしい気持ちになれない。

あっというまに天国から地獄に突き落とされたから、あのときのような思いはしたくないと

自重しているところもある。


だけどこんな考え方はおなかの子に失礼だ。

今は授かったことに感謝して日々を過ごそう。

なんとかこの子が生き延びてくれますように。

何があっても守るから、しっかり成長してくれと祈る。





昨日からのイライラが続いている。


トキソプラズマのことがそんなに気になっているのかなあ。

過去の腹立たしい出来事が一気にフラッシュバックしたり、その登場人物にやつあたり、まあ頭の中でだけだけど。


加えて最近引っ越してきた隣家の母娘は窓に向かって(多分)高らかに斉唱中。 

あーもうかんべんしてくれ。 この蒸し暑さの中窓を閉め切るのはきつい・・・

クーラーつけっぱなしにできるほど家は余裕がないんです。


これもホルモンバランスがくずれて情緒不安定になっているから?

ここ半年はいつもこんな感じだったからよく分からない。


今日こそは病院にいかないと。

近所にいくつかとちょっと遠いところに有名な産婦人科があるけど、どこに行ったらいいのか。

どこも良く言う人もいれば悪く言う人もいる。

まあ病院なんてそんなもんか。

流産手術の時も不妊治療の時もあんまり産婦人科にはいい思い出がないからなあ。


あんなに待ち望んだ妊娠なのに何もかもやる気が出ない。

やっぱり精神不安定な状態から完全に復活してからにするべきだったのか。

今からでは抗鬱剤なんて絶対だめだし不安がつのる。


前向きで明るい私はどこにいってしまったのか?

これが本来の私なのか?


昨日見たz『フルハウス』というアメリカのコメディードラマの中で、9歳(多分それぐらい?)のステファニーが「I love my life!」と実に幸せそうに言っていた。


文化の違いはあるにせよ、あの年頃に自分の人生が好きか嫌いかなんて考えたことがあっただろうか。

覚えている限りで最初に人生って大変かも、と思ったのは就職活動がうまくいかなかったときのような気がする。

自分はこんなにも使えない人間だったのかと思った記憶がある。


色々なピンチもあったけど、それでもいつもなんとかなってきたような・・・

若かったしあまり深刻に考えなかったからか?

今思えば場当たり的な行動が多かった。

周りの人の助けと運で乗り切ってきたのだろう。


孔子は30にしてたち、40にして惑わなかったらしいが、私は40間近でまだたってもいない。

歴史的賢人と自分を比べるのがおこがましすぎるか・・・


朝から暗い愚痴ばかりを書いていてはいけない。

隣のリサイタルもようやく閉演したようだし、窓を開けて空気を入れ替えよう。

そして病院へいってこよう。
















3年前、妊娠を喜んだのもつかの間、2回目の検診で「赤ちゃんはお亡くなりになっているかもしれません」といわれてパニックになった。


2泊3日の入院での子宮内そうは術(中絶と同じ方法)で、診断は「胎盤水腫」。

胞状奇胎の一歩手前とのことだった。


あれから3年。

今でも思い出すと目の前が赤くなる。


手術中に見ていた真っ赤なアメーバが世界を覆っていく夢。

うわうわうわうわという耳障りな音。

手術から1週間後の処置の激痛(当然のごとく麻酔なしだった)。




今度は無事に生まれてきてくれるだろうか。

神を信じない私も、何かに向かって祈るしかない。








ネットでトキソプラズマのことを調べていて愕然とした。

猫からより生肉からの感染のほうが多いらしい。


生肉がだめなんて知らなかったよ・・

三日前の焼肉屋でミノだの刺身だのレバーだの食べてしまった。

ふだんはめったにそんなもの食べないのに、よりによってなんでこんなときに・・・


感染率は低いものの、妊娠初期の感染が一番恐ろしい結果になるらしい。

自身の無知を呪う。


食べちゃったものはしょうがないので抗体ができていたことを期待するしかない。

また自分で不安材料を増やしてしまった。