とある日の朝のこと
 
暗く、ひんやりと空気
まだ日もあがらないのに、通りには何人かの人たちが歩いてる
挨拶をしながら、待つ
 
予定と思しき時間から20分後
1台の黄色いバスがくる
アメリカのスクールバス
ここでは町と町をつなぐ、大切な路線バス
 
車掌さんの頷きを合図に、バスの中へ
 
外は暗く、バスのドアも開いたまま
うっすら曇りガラスな窓
砂利道で右へ左へと揺れながら、バスは進む
でも意外と座り心地のいい座席
 
真っ暗でも、元気なクラクションを勢いよく鳴らすバス
 
道の途中途中で、数人の人たちが立っている
バスが止まる毎に、その人たちがなかへ
 
学生さん
子供連れのお母さん
大きな袋を抱えたおじさんや少年たち
お互いに寄り添って眠るカップル
 
皆どこに行って、何するのかな
 
 
イメージ 1
 
 
少しずつ、白から赤、そして青へと変わる空
朝日が注ぎ込むバス
雲が見えてくる
山や村の集落も朝日を浴びて、また新しい1日が始まる
 
山中の砂利道をバスはゆっくりと進む
川を渡り、コーヒー畑を通り、バスを眺める村の人たちに元気のいいクラクションで挨拶をしながら
 
 
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子供連れのお母さん
近くなったら教えてくれると
ありがたい
頼るべきはおばさんかお母さんだ
 
砂利道が終わり、舗装された道路に変わる
教会の横で降り、el parque centralへ
 
約1か月ぶりの再会
いつも気にかけてくれる大切な仲間
早いのに迎えにきてくれる
またまたありがたい
 
普段とは違う、砂糖なしの濃いコーヒー
染み渡るように入ってくる
美味しい
 
そして、少し違う町並み
初めての外食
見ること聞くことが、感動と驚きに変わる
財布のひもも、いつもよりちょいと緩む
いろんな話をしてテンションも上がる
同時に来てみて感じたことも話し、一先ずなんだかすっきりする
 
楽しい時間はあっという間に過ぎていく
 
朝と同じ場所にもどる
同じようにバスを待つたくさんの人たち
 
今度は時間より早く来る黄色いバス
行先を見て乗り込み、しばしのお別れ
Hasta prronto
 
また山道を進むバス
 
7歳くらいの小さな男の子が揺れる車内を歩く
バスを待ってる時に声をかけてきた子
多分「Carga 5 Lempira./ 5レンピーラちょうだい」
ここでの、初めての言葉
1人でバスに乗り込んだその子は、途中の町で1人で降りる
ここにもある、そういう現実
 
お金を渡すか渡さないか
どちらも良くもないし、悪くもない
根本的な解決には時間がかかるけど、そういう現実を作り出さない環境や意識に変えていく
その努力をしないと、あの子はずっと今のままだ
揺れる車内で、頭も揺られながら、そんなことを考える
 
続く山道
 
なんか風景が違う、気がする
行先は同じ、でも違う道を行くバスらしい
まぁ行先は同じ、何事も経験
しかしかなり揺れる車内、何度かそわそわする道の状況
よし、次回は別バスにしようと感じたバス車内
 
少しずつ見慣れた景色が広がる
 
よかった、帰ってきた
一緒に住んでるムチャチャさんの顔を見て、また安心する
 
「帰ってきた」という表現に、この町に愛着が湧いてるんだと気づく
遠いし物資は限られてるし、大体みんなガン見するし、多分いい人だけどテンションのupdownが激しくて長時間一緒だと疲れる同僚もいたって、
この町に帰ってきたことに、ほっとしてるのも事実
 
 
今の自分にできる限りのcharla(講座)をしよう
 
 
 
 
そんなことを感じた、とある日の冒険のおはなし。
 
fin. (長時間おつきあい頂き、ありがとうございましたm(。。;)゛m)