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今週に入って、よく手がかゆくなった。
虫に刺されたわけでもないのに、うっすらと赤く、ちょっと膨らむ。
仕事用語でいう、膨留疹ってやつ。
 
じんましんだ。
今までもたまーに出ることはあったけど、大抵は自然に消えちゃってたからそのまま様子見。
 
でも今回はちょっと強め。
最初数か所だったのが、今は右手全体と左手指先が腫れてむずがゆい。
 
原因はなんとなくわかってる。
多分、ここの人たちの視線。
 

任地La Uniónには日本人はもちろん、中国人もいない(らしい)。
アメリカ人たちもいるけど皆慣れてるのか、そんなに気にしてる様子はない。
 
任地に来て2週間とちょっと。
基本的にここの人たちは親切だし、危険を感じたこともまだないくらい穏やかな雰囲気。
 
でも、顔だちも違う、言葉もそんなに話せないアジア人がうろうろしてる
保健所でも町中でも山奥の集落でも、みんなまず凝視。
私が住民の立場なら同じように見るだろうから、それはいい。
 
引っかかってるのは、ガン見するのに何も言わないこと。
ただ、
まじまじ…まじまじと、見る。
見るんだから多少の興味は持ってるんだろうけど、話かけてくるわけでもなくひたすら、見る。
 
 
見るだけじゃ物足りないのか、半径50センチ以内に必ずいてどこまでも後をついて来る子
ごはん用意中に後ろからじーっと様子をうかがうムチャチャさん
でも彼らは話しかけない。
 
 
ホンジュラスの人たちは、いわゆるラテンな陽気さとか、初対面でもフランクに話しかけるとか、そういうのはほぼ皆無。(外国人相手だからか?)
最初はどんなやつか観察、徐々に親しくなって、最後にハグしたり…
あくまで私の個人的な感想だし、個々の性格の違いもあるけど、日本人の性格に近いように思う。
 
だから挨拶は返してくれても、最初から外国人に話かける人はとても少ない。
でも好奇心は遠慮なく表現する。
ガン見という行為で。
 
この視線に疲れを感じ始めてからの、じんましん。
 
 
興味があるなら話しかければいいじゃん。
そんなに見るならこっちだってガン見しかえしてやる。
今週はそんないらいらばっかりだった。しても仕方ないのに。
 
 
こじんまりした町だから余計かな。
お客さんじゃなくて、一時でも地域の人と同じような立場になりたい。
もう2週間、まだ2週間。
自分の存在を受け止めてもらうには、もうちょっと時間が必要なのかもしれない。

 
片言だろうが何だろうが、ガン見したら話しかけてやる。
La unión市民よ、覚悟しておれ。