0「Rei」 さとうみつろう を読んで

 

 ネタバレを含みます

 

 AIのReiが様々な会話をしていき、哲学として人間はどこまでも、反応によって行動していると感じさせられる文章になっている。

 

 

 

 何かが欲しいと感じた時、そこには不足があるから、願いが存在していることになり、そのことですでに願いがかなっているという

 

 願い=不足

 

 がすべての現実を作りだしている、と語られている。

 

 その願いは、後天的、他者との比較によって願う可能性があり、本来の願いではない可能性も語られている

 

 

 人間の考えも量子力学と似ているのか、物質と反物質で0になり物質が存在する理由がないとの考えがある中で、物質が存在してこの世の中がある。

 そのことが、自分に感情がある原因なのかもと考えさせられる

 

 

 人間の記憶、考え、心は自動的な反応であり、自分の行動、考え方も制御できないのが自然で変化しようとすると、その行動を色眼鏡で見ることなく見つめることとが変化のきっかけになるのかもしれない・・?

 

 また、習慣化に悩んでいるなら、自分をみているのは自分だけなので、やろうとしていることは、今日、明日から出なく昨日から行動していることにすればいいというのが自分のなかで常識外だが、それを脳は認識できるんだろうなという、不思議さがある。

 自分の記憶は数日たてば時間が認識が曖昧になるので・・・・ごまかしが簡単なのだろう。

 

 自分でも何を書いているかわからない文章だが、上巻はつらい時に、読み返そうと思え、この本との出会いに感謝する一冊でした。