理香姉が毎回くれるメッセージは、俺にとっちゃかげがえのない物と
なり・・・
携帯にメモリーされたメッセージは容量を超える程になりつつあった。
それだけ、たくさん話を聞いてもらったし・・・アドバイスされたし・・・
お陰でミホとは、いい雰囲気になり、仲良く暮らせていた。
一時は、これも浮気の一つかと責めた時期もあったけど・・・
何かヤバイ事をしてるわけじゃないし・・・
深く考えなくてもいいかって思うようになった。
ミホだって親友と呼べる友達がいるわけで・・・
俺に話せない事を親友に話してるのもあるんだし・・・
だからといって、俺達が喧嘩をするわけでもなく・・・
逆に、いい方向へ発展していってるわけだから、
間違ってはいないと思う。
俺が、自由に理香姉にミホとの時間を楽しく話せるように
なっていたのは、理香姉のアドバイスがあったからだ・・・。
「希が好きだよ。」って・・・・引っかかっていたけど・・・
毎回、そう言われるわけじゃないから、
いつのまにか気にならなくなった。
「理香姉、明日、ミホと俺が休みだから遊園地行くんだぜ。」
と話せば・・・
「楽しい思い出たくさん、作って、また教えてね♪」って
言ってくれたから・・・・
遊園地で撮影した2人の写メとかを遊んでる最中に
送ったりもしたし・・・
「うわぁ~いいなぁ・・・とっても楽しそう♪」って
一緒に喜んでくれた。
そうやって、俺と理香姉の不思議な関係はずっと続いていった。
今日の午後・・・・
ミホがいない間にいつものメールのやりとりをしてると・・・
「ねぇ、希・・・たまには、私と遊ぼうか?」と誘われ
「へぇ、それもいいね。」
と話が進み、会って遊ぶ事にした。
ごくごく普通に返事が出来て・・・話が進んだのも・・・
お互いに恋愛感情があっての求める出会いじゃない。
昔からの友人がたまには遊ぼうって気軽な出会いだった。
やましい気持ちがなかったから、俺はミホに友達と遊びに
行くと告げると・・・
ミホも快く「行っておいで・・・」と言ってくれて、ちゃんと了解を得た。
前日の夜は、理香姉が色々と計画してくれたようだったので、
何時に何処で待ち合わせをするか、約束をしておく。
俺達は、遠い距離に住んでいたから・・・
不公平にならないように中間地点で会おうと約束したんだ。