いつ頃だったろう…
地元紙にころを投稿したら、グランプリを受賞した。
写真名は「吠えないポメラニアン」。

私は、セレンディピティの宝物と思っていたのだろうか…。
森羅万象、吠えないポメラニアンは居るはずないのに。ところが…


ある日、ころは突然、吠え出した。やんちゃに豹変した。
ファブリックを破壊し、壁に放尿した。
ころは、まるで子熊がふざけて辺りを壊しているように、彷彿と私に映った。


先日、ころはまぶたのしこり(おでき)をとる手術をした。他、体の2ヶ所のしこりをとった。

彼も不快であったろう、しこり。
私は、もっと早く手術を決断すればよかったと悔いは残る。

ムンテラで、先生は「決して難しい手術ではないので、ご心配されないように」と。
一番、頼りにしてる先生である。

その時、ころの新たな病を告げられた。
膀胱結石である。もし、尿道に結石が流れ出たら閉塞を起こし、緊急オペになるという。

もし、結石を取るならば開腹となるため、今は食事は療法と定期検診で様子見となった。


「ころちゃん、無事に手術終わりました」
病院からの電話で、私の身体中の力が一気にぬけた瞬間だった。

ころ、年とったね…。
しばらくは、カラーで不機嫌なころ。
不便な生活だけど頑張ろうね。


犬のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)。
ころはもうすぐ9才。確実に老いの道を歩んでいる。

犬の寿命ものびている昨今、犬にとって必要と不必要を見極め、ケアする。

ころの満足や生きがいを模索すること…
一緒に老いていく私のテーマである。

手術前のころ。
“まだまだ、若い者には負けてられん”