もう歌舞伎座も残すところ二か月切りました
$なにかを観るとなにかを思い出す


今月からは三部制。
そして今月は十四世守田勘弥丈と十三世片岡仁左衛門丈の追善公演となっています
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二階にはお二人を偲んでギャラリーには名舞台の数々が並んでいます。

十三世片岡仁左衛門丈の舞台を生で見たこ とはないのですが、最晩年10年間は完全に盲目だったにも関わらず舞台に立ち続けたという、伝説の立ち役者。
もちろん現十五代片岡仁左衛門丈のお父様。当然良く似ていらっしゃる
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そしてもう一人、十四世守田勘弥丈。
のつもりで見ていたのですが、忠臣蔵の小浪の玉三郎丈発見
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か、かわいい。。。

そんな玉三郎さんは女暫にご出演。
暫の女バージョンですね。江戸版プリキュアです
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悪い奴(蒲冠者範頼)が、いい人たち(清水冠者義高)をいじめているので、悪い奴を正義の味方の鎌倉権五郎ではなく、力持ちの巴御前がこらしめる。という。。。10秒で筋が説明できるお話。巴御前を演じるのは玉三郎丈。さっき見た小浪もかわいかったが巴御前もキュート。舞台番の辰次(吉衛門丈)との掛け合いはとにかく楽しい。

特にひっこみの六方の時を教わるときの恥じらいは乙女そのもの。六方って男らしい歩き方だから、それをやって引っ込まないとダメと言われると恥ずかしい。もう「きゃー」って感じで帰って行ってしまう。あんな強いのに。。。

強いけど、心は女の子。ここら辺やっぱり、プリキュアだな~

いまだ乙女。玉三郎さまの美しさには驚かされる。
59歳にしてあの美しさ
他の追随を許さないぶっちぎりのトップ立女形を独走中だ。

玉三郎さんのプロとしての鍛錬に関してはNHKのプロフェッショナルが取材をしていた。最高の舞台のために普段からの体の調整を続ける姿が忘れられない。そうやって、これからもトップを走り続けるのだろう。歌舞伎座はなくなるけれど、玉三郎さんの進化は続いていく。

美しくなるためのプロの努力を観たいならこちら→



映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。http://mini-theater.com/



市川亀治郎丈御出演の現代ストレートプレイ

当然のことながら。。。

立ち役で。。。しかも。。。

ひげ。。。

女形の亀次郎丈が好きな身としては複雑。
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会社を辞めさせられ、なにもかも失った男、天野道彦(佐々木蔵之介)。
舞台は父の経営するコンビニ。父は病気に倒れ、弟(有川マコト)が店を切り盛りしている。道彦によって会社を辞めさせられたくたびれた中年男性(浅野和之)。
コンビニに万引きする青年(中尾明慶)。
どうしようもない人たちが、なんの変哲もないコンビニで、全く違う世界に遭遇していく。
全く違う世界で出会ったのは、天野の学生時代の友人、葉刈(市川亀治郎)とその知り合い岸(手塚とおる)。この世界と全く違う世界とは一体どのような意味を持つのか?その世界に対し、天野たちはどんな決断を迫られるのか。

それにしても、脚本が面白い。
息をつかせぬスピード感あふれる展開。
SFでありながら、現在の世の中に疑問を投げかける作品。

これだけの話をわかりやすく、ぐいぐいとひきこむのはハイクオリティの役者陣。
佐々木蔵之介丈、浅野和之丈、手塚とおる丈、有川マコト丈と芸達者揃い
ルーキーズの中尾明慶くんもゆるい若者を健闘。中尾君、好感度大です。
でも、でも、このメンツの中でも、
やっぱり、亀様って。。。
存在感ありすぎ

今この世界と、もう一つの世界を生きる人間として、その立ち位置が絶妙です。
一歩間違えば、ノンフィクションで片付けられそうな話に、この絶妙な立ち位置が、葉刈という役をリアルなものにしていく。

歌舞伎には見られない、リアル感が今回の舞台にはあるのですね

またひとつ新たな亀様を発見出来て、とてもいい気分

トリプルアンコール。
亀様、カーテンコールは一人だけ。。。
歌舞伎風。
視線が、の観客を右から左へとじっくりと。
「やっぱり、亀様だ」
と二度、満足。

納涼歌舞伎第3部
はい、本日の掲示板。
denko

お国と五平
この話、初めて見ました。
新歌舞伎。大正11年。谷崎潤一郎作なんですね。
後家のお国と若党五平は3年間のかたき討ちの旅の途中。荒涼とした那須野が原。
そこへ、虚無僧姿の憎き敵、池田友乃丞が出てきて、さあ、かたき討ちのという時に友乃丞がお国に対する気持ちを語り始める。

地味な作品。

ただね、傍から見ると、極悪な夫の敵と後家の関係、それから、夫の敵を取ろうとする貞淑な妻とそれを支える忠義者の五平という関係が、一枚皮をめくると。。。違う関係性を持つということころが見どころです。

友乃丞って最初から最後まで、とにかく恨み節、言いっぱなしだわ、その割に剣の腕はからきし弱いわで、これじゃあ、顔は良くても、モテないだろう。しかし、こういう、ミジンコみたいな小さきかかよわき人こそ、他人の気持ちをズバリと言い当てるものです。五平に対する自分の評価なんて、自虐的で笑ってしまう。

この話は、坂東三津五郎丈セレクションらしい。
上演履歴を見ても、ここ2回は友乃丞を演じてらっしゃいます。顔はいいけど、女々しい男をユーモラスにってところが、三津五郎丈らしいお役ですね。

怪談乳房榎
こちらは、見どころと言えば、とにかく勘三郎丈の早変わり。恐ろしく早いです。
hayagawari

花道下、どうなっているんだろう。
舞台はけて、次の花道の出までの時間が3秒くらいにしか思えないんだけど。
普通に走っても5秒くらいはかかると思う。
それとも、内部はものすごいハイテクになってるのだろうか?
enoki


と質問したら、
関係者曰く、それはないとのこと。

ですよね。。。
それでも、この納涼歌舞伎一番の見せ場。ひときわ拍手が多い。中村屋~