読んでいた本の中に
干瓢(かんぴょう)巻きが
出てきて
そういえば
干瓢巻きを長いこと食べていないな
甘く煮て
はごたえも良い干瓢と
酢飯って合うのよね
などと
思い出していたら
どうしても
干瓢巻きが食べたくなり
スーパーの惣菜コーナーを
探すと
納豆巻き
鉄火巻
ねぎとろ巻はあるのに
干瓢巻きがない
えー!
残念
と思い
諦めました
そして
次の日
他のスーパーに行って
また惣菜コーナーを覗くも
やっぱりここも
干瓢巻きだけがありません
なんでだろう
と
思いつつも
深く考えず
でも
頭の片隅には
いつも干瓢巻き
それからは
あえて
いろんなスーパーに行って
干瓢巻きを探すも
結果
どこにも売っていませんでした!
えー?
いつから
干瓢巻きがなくなっていたの?
考えてみると
干瓢巻き
10年位食べていないかも
この10年くらいの間に
干瓢は何か
不祥事をおこしたのでしょうか?
無いと思うと
余計に食べたくなるのが
人間の性
ならば!
と
娘と
スシローに行きましたよ
しか〰し!
まさかのスシローにも
干瓢巻きが無い!
ひえ〰!
これは
ただ事ではない
次の週は
はま寿司へ
いずれも
回るとこばかりです
しか〰し!
はま寿司にも干瓢巻きは
流れて来ませんでした〰
うちの周辺だけ?
それとも
全国的に干瓢は
干し物界から
干されてしまったのか!
(すでに干されているのに〰)
結局
1ヶ月以上前から
干瓢巻きを探し回っている
暇人な私ですが
未だに
再会できておりません
干瓢が頭の中を占めている私は
ところで
干瓢って何者?
と
ふと
考えてしまいました
どんだけ暇なんだよ〰
私は
干瓢の正体を
知らないのに
干瓢を探し続けている
いつも
変なことが気になる私
そんな訳で
干瓢について
調べてみました
干瓢は
夕顔の実の部分を
薄く細長く
ヒモ状に削って
干したものです
干瓢作りには
大変な手間ひまがかかっていて
大切に育てられているので
干しもの界の箱入り娘と
呼ばれています
ウソです!
直径30センチくらいになった
(重さは6~7キロ!)
丸くて硬い夕顔の実を収穫し
ろくろのような
専用の剥き機にかけて
カンナで
剥いていきます
現在は
電動の機械の軸に夕顔を刺して
モーターで回転させて
カンナで
帯状に剥いていく所も
あるそうです
すごいスピードで
夕顔が宙を舞いながら
剝かれていますよ〰
重さ6~7キロの夕顔から
約150~200グラムの干瓢が作られます
栃木県が
干瓢の生産の8割を占めているそうです
厚さ3~4ミリに削られた夕顔は
長ーい状態で
物干し竿のようなものに
綺麗に干され
乾燥させ
そのままでは
カビがはえるので
硫黄燻製し
それを
もう一度
乾燥させ
ようやく
製品になるそうですよ
切り干し大根なんかに
比べると
同じ干し物でも
手間がかかっているように
思えます
その割には
干瓢って
干瓢巻以外に
お目にかかることが
ない気がします
時々
油揚げの詰め物の口を閉じる
ヒモとして
顔を見ることはありますが
普段
食卓に
登場することは
ほとんどない気がします
干瓢が
夕顔だったと知ることができたし
私の地元からは
何故か
干瓢巻きが消息を経っているので
今度
自分で
干瓢を甘辛く炊いて
干瓢巻き作ってみようと
思いま〰す!
ね〰!
ねろちゃん!
ねろちゃん
いいお顔してるね〰
おしまい