わたしは
音楽に
今まで
たくさん
勇気をもらい
支えられることも多く
今でも
毎日の生活に
歌は欠かすことはできません


大袈裟だけど
生きる勇気を
もらった歌も
たくさんあります


その中で
生きる自信が持てなくて
死にたいと思っていた
気持ちを
救ってくれた歌


娘が1キロで産まれ
脳内出血をおこし
先生から
最重度の障害が残ると言われ

4ヶ月 
NICUに入院し、
退院と同時に
リハビリを受けるために
療育センターに行くように言われ



最重度の障害と言われていましたが
可愛い娘の顔を見ていると
私が なんとかしてみせる!
っと
根っからのポジティブな性格の私


免許を持っていなかったわたしは
娘の入院中に自動車学校に通い
退院と同時に免許を習得し


2歳の長男と娘を車に乗せて
40分くらいかかる
療育センターにリハビリを受けに
通いました


その時
院長先生の診察を受け

私がフワフワして見えたのだと
思います

実際は
泣き続けた4ヶ月だったのですが


私が
リハビリを頑張れば
もしかしたら
歩けるようなりますか?
などと
言っていたので
現実を教えてあげようと
考えたのかも
しれませんが


娘にそっくりな子がいるから
見ておいで

っと言われました


担当の先生が
えっ!っと
一瞬 顔がこわばったのを
覚えています


それから
私を連れて
入所施設の方へ案内されました


わたしは
看護師なのですが
病院勤務で
障害を持った方達と
それまで
ほとんど
出会ったことがありませんでした
恥ずかしながら
脳性麻痺の人を知りませんでした



そして
そこで
はじめて
脳性麻痺の子達を知りました


みんな
独特な手足の動き
這っての移動

一生懸命
挨拶をしてくれるのですが
顔が独特の動きで
笑顔が泣き顔に見える



明るく
挨拶をしてくれているのに
声を出すと
涙が 吹き出しそうで
泣いてはいけないと
必死に 自分に
言い聞かせても
抑えきれない哀しみ


先生から
今日は もうやめておきましょう

私の様子を見て声をかけられたけど
首を振り


部屋を進みつづけ


一人の子を見たときに

この子だ
すぐにわかりました

でも
心のなかで
この子だけは
嫌だ
他の子に違いない


でも
先生から
紹介された女のコは
私が思っていた子でした


その子は6歳でした
ずり這いで一生懸命移動し
一生懸命 這って トイレに
行こうとしていました


笑顔で
挨拶をしてくれたのに
わたしは
声を出すことも
笑うことも
できませんでした



涙が
ボタボタ 落ちるばかりで


娘は
この先
頑張ってリハビリしても
こんな人生なのか


こんなふうにしかならないのか


その頃
本当に
無知で
何も知らなかったわたしは


絶望しか
ありませんでした


その後
どうやって
子供二人を連れて
家に戻ったかも 
覚えていません


その時
はじめて
仕事から帰ってきた
旦那さんに
死にたい
娘と一緒に死にたい
言ったのを
憶えています


でも

こんなに
可愛い娘に
手をかけることなど
できるわけもなく
でも
生きていく自信もなく


でも
日々の時間は流れ
その頃
息子が
ウルトラマンに夢中で


車の中でも
いつも ウルトラマンの歌を
聞いていて


リハビリに通いながら
いつも この歌を
息子と聴き
息子と歌い


そして
生きる勇気をもらった


その頃の私を助けてくれた歌



ウルトラマン80


君は 誰かを 愛しているか
それは 生きてることなんだ




君は 勇気を 持っているか
どんなことにも
負けない心を



遠くの星から 来た男が
愛と勇気を 教えてくれる




ウルトラマン80
ウルトラマン80

He come to us from a star





何を 泣いている
涙を おふき

君は 弱くは ないはずだ



誰も 同じだ つらいことを

みんな持ってる 心の中に




遠くの星から 来た男も
知っていたんだ 涙の味を




ウルトラマン80
ウルトラマン80







あのとき
子供達を見て
ショックで
泣いたこと
絶望したこと

今では
懐かしい思い出



それからの私の人生は
脳性麻痺の子たちと
共に 生きてきて
そして
仕事も
障害を持った子達の看護を
してきています


ずっと
この子達の力になりたいから



そして
あのとき
先生から紹介された女のこ


確かに
娘とよく似た
タイプの子でした照れ
そして
娘より
体の動きはずっと良かったです!


きっと
今は
素敵な大人の女性になられていることと
思います



誰も同じだ
つらいことを
みんな持ってる
心の中に


わたしは知っている
涙の味を

ですよ〰



長〰くなりましたよ爆笑

最後まで
付き合ってくださった方
ありがとうございました〰!