ワカサギの妄想掃き捨て場 -28ページ目

ワカサギの妄想掃き捨て場

ワカサギでござんす。
自己満でございます。

暇な時に書きます。

自分の畝に向かった俺はざっと畑の全貌を見渡す。

やはり広い。だだっぴろい。


ワ「さて、時間かかるかもしれないけどやろうかねー。」


ここから見渡すと自分の畝の最後あたりに大きな果実のようなものが付いている。


その果実がなにもしていない俺のところにある。

それをこれから確認する。

みんなに自慢して鼻を高くする。


以上のことが頭に浮かんだ。

今から確認が楽しみで仕方がない。


ワ「どうせなら最後に確認すべきだよな」


あの果実の確認は最後だ。

楽しみは最後にとっておく。


ワ「よっしゃ!気合十分!害虫チェック入ります!」


ア「テンション高いねーw

どったの?」


ワ「なんでもないよww

まぁ楽しみにしとけってwww」


ア「? まぁ、がんばってねwww」


ワ「おう!」


俺は自分の作物を一つずつ丁寧にチェックしていく。

害虫などにやられている作物は見当たらない。

なにもしていなかったせいか育ちが悪いものがあるがそれには後で肥料をあたえればいい。



ワ「やっと半分か。もう少しであそこまでたどり着けるし気合入れてくか」


すると、アルマが自分の畝の手入れを終えたようだ。

俺に声をかけキノコの小屋のほうへ向かって行った。

どうやらセレナの手伝いに向かったようだ。

俺も早めに終わらせなければ。


ワ「おかしいな」


半分を過ぎたあたりから何故か作物に荒れが目立つようになっていた。

葉が途中からちぎれて下に落ちていたり、根元から齧られたりしているものもある。


ワ「この辺は小動物が食い荒らしたのか?

被害が大きいな...」


しかし、あの果実のなっているものは青々としており無事のようだ。

何故無事なのかと少し疑問に思ったものの適当に理由を付けて作業に戻った。


そして食い荒らされたものを片付けつつ果実のもとに辿り着いた。


ワ「おぉ...近くで見ると大きいな...

ちょっと形はおかしいけどいいじゃんか!」


嬉々として果実に近付く。


異変に気づく。


動いている。


見間違いではない。

確実に動いた。

まるで、芋虫のような...


ワ「まっさか、そんなわけないでしょwww

気のせいだって気のせい...」(汗)


そいつは確かにそこにいた。

全長は20センチを超えているだろう。

体をうねらせ、葉をむさぼっている。



ワ「芋虫には大きくても親指くらいの大きさしかない………

そんなふうに考えていた時期が俺にもありました


天の声「ほう では規格外の芋虫がいると……」


ワ「ええ この世界の芋虫には規格外のものが存在します」



・・・そんなこと考えている場合じゃねぇ!!!



ワ「おい!ティヌ!!

ちょっと来てくれ!!!!」


テ「うん?どうしたー?」


ワ「こいつを見てくれ。こいつをどう思う?」


テ「すごく...大きいですってバカ野郎。

普通にでっかい芋虫だろこんなもんつまんで逃がしてこいよ」


ワ「無理無理無理無理!!

絶対無理!このサイズはおかしいって!!」


テ「あれ?お前虫ダメなんだっけ?」


ワ「基本的に大丈夫だけどさ...

こいつは無理だ!小さいのならまだ大丈夫」


テ「あーあ、よく見たらお前のところ半分くらいやられてんじゃんか」


ワ「こいつがやりました。」


テ「とりあえずこいつ逃がしてくるわ。

残ったやつに水やっとけよ」


ワ「おう」

(あれが果実だと思ったなんて口が裂けても言えないな...)


テ「どうせお前のことだからこれがなんかの実に見えたんだろ?」


見透かされてやがる...


ワ「そんなことないです!はい!!」


テ「図星かよw」


ワ「違うよバカ。肥料にすんぞ」


テ「はいはいww」


俺のガラスのハートが粉々だぜ...


これからはあのサイズがいるってことを肝に銘じないといけないな。

俺は肥料やりと水やりを早々済ませ、セレナの手伝いをしながら待っているアルマのもとへ向かった。


ア「畝の手入れお疲れー。

そんじゃ、次はキノコのお世話だね。」


ワ「よろしくおねがいします!」


セ「手伝ってくれてありがとねーアルマ。

それじゃ、私は畝のほうに行ってくるわ」


ア「うん。がんばってねー」


ワ「まずなにすればいいんだ?

というか、俺の場所どこ?w」


ア「えっとね。ここがセレナのところだから...

あそこだね。私の隣。」


ワ「ほうほう。」


ア「説明めんどくさいからやってみせるよ」


ワ「おう」


アルマは自分の場所にいき、手元のかごに手頃な大きさのものを入れていく。

そして収穫して空いた部分をきれいにして菌を埋め込む。

キノコの手入れは収穫だけのようだ。


ア「見るだけでわかった?」


ワ「大体はわかったよ。ありがとう」


ア「ふふふw もっと感謝していいよー?w」


ワ「誰がこれ以上感謝するか。」


ア「ひどい!

まぁ私も隣で作業してるから。

分からなかったら聞いてね」


ワ「いろいろ教えてもらってすまんな。」


ア「いいんだよー。

そのかわり、午後ちょっと手伝ってもらうけどね」


ワ「できることならやるよ。

できないことはティヌに任せるけど」


ア「ありがとねー」


ワ「よし、これ終わらせてさっさと休憩するか」


ア「おー!」


俺たちは自分の場所のキノコを次々収穫していく。

これはまだダメ。とか言われながらも収穫を終えることができた。


ティヌがキノコを育てていないのはキノコの場所をセレナに譲っているかららしい。

あいつそんなキノコばっか作って何やるんだよと、セレナの場所を見てみると毒々しいものばかり育てていた。

何あの子怖い。


全てを終わらせて少し休憩していると時間が来たようだ。

先生がやってきて昼飯の準備が整ったと知らせてくれた。


昼飯は簡素なおにぎりだったがいい具合に汗をかき、腹も減っているので格別に美味く感じた。

この時点であの大きな生物のことは忘れかけていた。

あいつが何も言わなければ。


テ「なぁなぁ!そういえばさー」


セ「なに?」


テ「畝の手入れしてたらさ、ワカサギに呼ばれたんだよ」


畝の手入れ?俺に呼ばれる?

なんのことだ?


ア「あー、ワカサギが大声でギャーギャーいってたとき?」


脳裏にあいつが映る。


ワ「ちょ!ティヌ!それはいうな!!」


テ「そうそうwwww

何だったと思う?

こんなでっかい芋虫がいただけだったんだぜ?www

それを俺にどっか持ってってくれ!って頼むんだよwww」


ワ「うわぁぁぁぁ...」


ア「気持ち悪いねwwww

そしてワカサギ男らしくないwwww」


セ「私も苦手だから誰かを呼ぶのは分からなくもないけどさww

男なんだからもっとしっかりしなさいよw」


ワ「あのサイズは無理だったんだよ!」


ア「私は全然平気だよーw」


テ「俺も割と平気だw」


ワ「うるせぇ!もう少し小さかったら大丈夫なんだよ!

虫自体は大丈夫だ!」


セ「それじゃあ、私のとこに芋虫が出たらワカサギに頼むから」


ワ「10センチ程度なら承ります。」


テ「全部任せてやってください。」


ア「修行ですwww」


セ「そうねw じゃあ全部頼むわwww」


ワ「Nooooooooo!!!!」


こうして、俺の初めての農作業終わった。

それと同時に、俺の回復しかけていたガラスのハートはまたも粉々に崩れ去った。


午後の自由トレーニングではメンタルを守らねば...