ワカサギの妄想掃き捨て場 -26ページ目

ワカサギの妄想掃き捨て場

ワカサギでござんす。
自己満でございます。

暇な時に書きます。

なんでこんなことにも気がつかなかったのだろう。

そう思えるほどにセレナが考え付いた練習方法は、簡単なことだった。


        ―5分前―


セ「まずね...」


ア「うん」


セ「人を練習台にするのはやめなさいね?」


ア「なんで!?」


ワ「あぶねーからだよ!」


ア「あ、そっかー... 動き回ってくれるからいいと思ってたんだけど」


セ「わかった?」


ア「うん」


セ「よろしい!

それじゃあ、本題に入るわね」


ア「いえっさー!」


セ「ワカサギちょっと集めてほしいものあるからアルマに説明している間に拾ってきてよ」


ワ「おう」


そして俺はエリア2に散乱していた小タルや木片などをかき集め、海のあるエリアにむかった。


だいたいの予想はついた。

この木片などの上に何かを立てて、それを海に浮かべ狙撃させるのだろう。


海なら波によって動きがつくので照準を合わせる練習にはちょうどいい。


ワ「持ってきたぞー」


セ「ありがとう。

それじゃ、この縄に2メートルくらい放して等間隔に括ってくれる?」


ワ「了解。 ほら、アルマも手伝えって」


ア「はーい」


こうして出来上がったものを海に浮かべる。

するといい具合に波に揺られて動く的が完成した。


やはりこちらの世界でもセレナは頭がよく回るな。


ア「あれを撃てばいいんだよね?」


セ「そうよ。 アドバイスくらいならしてあげるからがんばってね!」


ア「うん!ワカサギ、撃っちゃってごめんねー」


ワ「あぁ、気にすんなよ。

その代わり、しっかり上達してくれ」


ア「了解!」


セ「私はここでアルマを見てるからワカサギはどっかで倒れているであろうバカを探してきてくれる?」


ワ「あ、そういえば忘れてたな。 探してくるよ」


セ「お願いね」


ア「よーし!残り時間いっぱいにがんばるぞー!」


この練習方法でアルマが上達すれば俺たちを的にするようなことなどなくなるだろう。

そうおもいながら俺はバカを探しに密林を歩き始めた。


      ―数分後―


ワ「しかし...あいつはどこで倒れているんだ?」


無論こんな場所などゲームの中でしか歩き回ったことなどない。

迷子にでもなったら洒落にならない。


ワ「ん?あそこにいるのはバカか?」


テ「ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ...」


ワ「おい」


テ「ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ...」


ワ「ティヌ!」


テ「ガタガタガタガタガタガタガタ...はっ!?」


ワ「戻るぞ」


テ「もう大丈夫なのか!?あの鬼神はいないのか!?」


ワ「鬼神ではなくなった。 ただいまセレナによって調教中だ」


テ「よかったぁぁぁぁぁぁ...」


ワ「いいからほら、戻るぞ」


テ「あぁ、ごめん」


歩いて数分のところでこのバカがマナーモードになっていたためよかったが、もう少し歩いていたら間違いなく俺は迷子になっていただろう。

はやくみつかってよかった。


ワ「おーい。みつかったぞー!」


セ「あぁ、そうなの?よかったわね」


テ「扱いひどくないですか?」


セ「そうでもないわよ。

スッゴクシンパイシタワー

           これでいい?」


テ「ひどいwww」


ア「あ、ティヌ見つかったんだ」


テ「見つかったんだってお前!もとはといえばお前が俺に弾をしこたま乱射するからだろ!?」


ア「うーん、あー、ごめんね?」


テ「以後俺たちに撃たないように!」


ア「はーい」


セ「ほら、アルマ。練習続けないと時間になっちゃうわよ?」


ア「ほんとだ!」


時間?あぁ、そういえば日が暮れてきているな...

もうそんなに時間が経ったのか。


ワ「なぁ、俺ちょっと疲れたからキャンプで寝ててもいいか?」


テ「あぁ、じゃあ俺もそうしようかな」


ワ「バカ野郎。俺は男と一緒に寝る趣味はねぇ!

一緒に寝るなら女の子とだろ!」


セ「お断りするわ。何されるかわからないし。」


ワ「え?女の子?」


セ「あ゛?」


ドグシャッ!!


ワ「キャイン!」


セ「まぁいいわよ。 私たちもアルマの練習が終わったらキャンプに向かうからそれまで寝てなさい。

あら? こんなところで寝たら風邪ひくわよ?」


ワ「こいつ...」


テ「じゃあ俺は適当にこの辺でモンスター来ないか見張ってることにするよ。

眠れはしないけど休憩にはなるしね」


ワ「ゲホッ それじゃ、寝てきます」


セ「さっさと目の前から消え失せなさい」


ワ「すんませんでした...」


これはひどい。

意識飛びかけるほどのパンチってなんなんだよ。


まぁいいや。

存分に寝てやる...


......zzZ


こうして俺の初めてのフィールドワークは無事?に終わった。