サギ…!
ワ…ギ!
いい加減起きてよ!!
ワカサギ!!
誰かが俺を呼んでいる。
瞼をあけると、
そこは見知らぬ天井だった。
声がする方向を向きたいのだが、
全身がひどく痛み首を動かすことさえままなならない。
ワ「あ...」
声を出そうと必死に口を動かそうとするが上手く声が出せない。
「「「ワカサギ!!」」」
どうやら声の主たちは俺が目を覚ましたことに気が付いたようだ。
テ「あぁ、よかった...
このままお前が目を覚まさないかと思ったよ...」
そんなわけないだろ。
まだまだ俺は遊び足りねぇよ...
ア「うわぁぁぁーーー!
よかった!よかったよぉぉぉぉ!!」
おいおい泣くなってw
ハンターは丈夫なんだぜ?
セ「グスッ...やっと起きてくれた...」
柄にもなく泣いてやがるwww
笑えよww
ワ「...わ、わ...てく...よ」
ダメだな。
上手くしゃべれないわ。
テ「笑ってくれって?
そんなことできるわけないだろ!!!」
セ「あんた一週間も目を覚まさなかったのよ!?」
怒らせちまった...
ワ「いいじゃ...ね...か
生きて...からよ...」
ア「私が!私がもっと気を付けてればよかったのに...
ワカサギは私をかばって...」
ワ「友達...だろ?」
俺の言葉にアルマはさらに涙を流しはじめる。
テ「でもお前さ。
よく生きてたよな」
セ「トラックに轢かれたのよ。
お医者さんにはもう目覚めないかもしれないって言われてたのに...
奇跡って起こるものなのね」
ん?トラック?
テ「あの時信号が赤になってるのに気が付かず渡ろうとしたアルマを俺たちのほうに引き寄せる代わりにその反動で自分が投げ出されちゃうんだもんな。
まったく轢かれる瞬間を俺たちに見せるなんて。
少しは反省しろ!!」
まてまて...
俺はリオレウスに吹き飛ばされて海に...
ワ「っ...!!」
そこまで思いだすと頭痛が走った。
あぁ。
全部思いだした。
俺はあの世界で目覚める前...
―――