戦中日記(続労人社だより)230411号
「4月になれば。ミツビシの解体」
🌻春がきて4月になると、スポーツ観戦に多くの時間を割くことになる。reysol tigersという雅号を持つ身にはスポーツ観戦は喜び以上に、艱難苦行であることの方が多い。巨人大鵬玉子焼きといった皇国宣伝に反発して阪神を贔屓にし、南米、欧州仕込みのサッカーと違う、ひたすら走り続けるちびっ子たちの日立に肩入れして55年。胃薬を片時も離したことがない。
🌸第6節が終わり、予想通り、柏は18位最下位に落ち着いた。対戦後、浦和のサポーターＫＡＲＡ（Ｊ2柏、J2柏！)の愛ある連呼を頂いた。確率的にはその見立ては正しい。しかし、その発言は極めて品性下落、下品である。思わず、自公維新の選挙カーから聞こえるネトウヨ的音声を思い浮かべてしまった。石垣島にミサイルを配置し、教科書から集団自決でニホン軍の関与を削除して、平然としている本土人の感覚だ。
🌺非正規労働者の賃上げ闘争を放棄し、ゾンビ産業の不生産的労働者の給料を官邸の肝入りであげてもらい、喜んで会食に出かける連合の労働貴族どもの感覚である。さらに言えば、天下り利権を強要する建設官僚や電気料金の談合事実が露見しても、てんとして恥じない原子力ムラの住民どもの無節操、無恥な感覚と同じだ。J2柏の連呼は
🐽柏も阪神も20年に1度くらいはリーグ制覇する力を持っている。日本一の実績なある名門？チームである。阪急に買収されたり、戦績が長期低迷が続いている要因は、フロントのせいである。経営主体の業績が不安定で、いわば非正規労働者のごとく、選手らに安定した就業環境を提供できずにいる。そして、経営幹部の無能さこそが、われわれに胃薬を常に携帯させる理由である。
💠日立は、日本産業グループの基幹企業として満州利権を食いものに成長を続けた政商企業である。あの有名な電通と同じお仲間であり、かつて技術力を誇る優良企業であったとはいえ、その本質は政商である。そのため、栄光を極めた日立のここに来ての長期低迷は、原子力事業にのめり込んだことが最大の要因である。
🥀原子力開発はエネルギー資源を持たぬニホンの国策であった。膨大な税金、国債借金を投入するので、参加企業はぬれ手に泡の大儲けになるはずであった。その利潤は社会貢献の一つでスポーツの普及に役立つ。これは東芝、ミツビシも同じだ。西南の役以来、戦争利権だけで資本蓄積を進めたミツビシは核の平和利用にとどめず、核兵器でも一儲けを企んだ。theニホンを自認するミツビシは政商である以上に、国商でなけれいけない。
🌹戦前、三井、住友、ミツビシの財閥系企業は満州利権に乗り損ねた。ミツビシと日立の違いはそこのところだけだ。財閥解体が逆コースで再び、政商のポジションを回復し、3ダイヤモンドはそのままニホン経済を象徴し、高度成長を果たしたとはいえ、バブル崩壊以降、電機、化学、船はダメ、車もダメ、ミサイルは跳び損ねる。いまやミツビシグループは金融、不動産、軍需産業を除き得意な産業部分が見当たらない。多くのお馬鹿さんはレッズだけと思っている。
🌼年度予算が成立し、軍事費が6・8兆円にまで膨らんだ。多くは米の兵器産業に贈与されるが、一部はミツビシの救済資金となる。5年間で43兆円、後年経費等を含めれば60兆円の国費税金の投入が計画されているが、裏を返せば、国商ミツビシの経営がそれほど厳しいということになる。電子部品部門を持つだけ日立の方がまだ安定？しているのかもしれない。
🥸114兆円の予算成立は、戦時下財政、予算の初年度がスタートしたこと意味している。ニホンの財政経済が戦争か破綻の二者択一しか道がないことを意味している。財政に寄生して、税金、国債を通じて代理搾取する以外、ミツビシグループの企業は利益を確保できない。この先、浦和レッズごときに資金投資する余裕はなくなるのである。ニホンの財政崩壊までは後1歩！ミツビシグループの解体までも後半歩！ご同輩、明日は我が身という如く、すぐに(柏も浦和もJ2、共に仲良くJ2)と連呼する日が来るさ。
💐しかし、ぼくにはtigersがいる。開幕以来2連勝！暫定首位だ！ザマァみろ！🎶April come she will♪September I'll remember A love once new grow n old🎵(訳詩、9月には思い出すだろう/愛はかつて新しくとも/移ろい過ぎていくことを)