ニホン人は借金で戦争するのがお好き | 労人社のブログ

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戦中日記(続労人社だより)221255号

「ニホン人は借金で戦争するのがお好き」

😎「サッカーは戦争だ」とはよく聞く言葉。さしずめW杯は兵器に替えてスポーツを通じて戦う国家間戦争とでもなろうか?ならば、この間のW杯カタール大会に対するニホン人の振る舞いは、そのままニホン人の戦争観を、翻ってある視点からみた日本人論を提起しているかもしれない。

💔ニホン人の戦争論の典型は、(戦争責任の論議の放棄)。ヒロシトや政治家、司法官僚らの戦争責任についての論議を忌避したために、朝鮮戦争後の逆コースを必然化させて、70余年経って軍事費の大幅増額と原発再稼働という再びの逆コースをなんらの国民的論議もなしに既成事実として承認させるのだ。そう、近代ニホン人にとって戦争はつねにバーチャルな事実でしかないのだ。

😓こうしたニホン人の典型が女帝小池。大震災の折に日本人により虐殺された朝鮮人への慰霊の拒否は、91震災を起点とするニホン人の侵略戦争を、虐殺行為を否認して、(バーチャル)なものにしたいとの祈りが骨化しただけ。女帝の評論本によると、この娘稀代の虚言癖というより、自ら構成した虚構の中でしか生きられない。あほシンゾウと遺伝子を共有したバーチャル種、もしくは無意識的歴史修正者である。

💢森保ジャパンに対するマスコミを含めたニホン国民の歓待ぶりは、すでにバーチャル愛好家のそれである。4年間の戦争準備を経た大会戦績が分析論議されず、純一郎の言ったように(感動した)(よくやった、ありがとう)では歴史にならない。W杯が国家間戦争であるとすれば、勝利への強い意志と勝つための軍略が不可欠になる。しかし、バーチャル戦争にそんなものはいらない。その場合を楽しめればそれでいい。

💰女帝とシンゾウの場合、性格形成は深いコンプレックスとルサンチマンが異様な権力欲を生んだ。しかし、ニホン国民の多くに歪んだ戦争観をもたらしたのは、この国の戦争の歴史が借金で遂行されたことによる。???何?。日露戦争が外債で、わざわざ借金をして開戦した。高橋是清は資金集めのため欧州を遊説してまわり、運良く戦に勝利した。もちろん、国民は大喜び。(感動した)(ありがとう)が渦巻いた。いまならブラボーだ。

😆国民が喝采したのは、直接自分の懐が傷まず、世界の一等国に、ベスト8くらいにはなれると思ったからだろう。ところが賠償金はとれず、臥薪嘗胆でいつのまにか、増税をしいられて、軍需関連産業が大儲けしたがその後の不況で国民の生活は苦しくなった。ただで戦争ごっこを楽しんだ積もりが、忘れた頃にツケがきた。考えれば、維新もグラバーさん金をかりて戦争をして、その後で金利負担に苦しんだっけ。

🍺何言ってんの!アメリカもそうさ。マルクスさんがこう言っているさ。(南北戦争の結果、莫大な国債と租税の圧迫や卑劣な金融貴族の創造、投機会社への公資産の贈与、要するに資本の急速な集中を生じた。だから、移住労働者の憧れの地ではなくなった)。つまり、後進資本主義国は一度はじめた戦争は、時間をおいて何度も本当の戦争を仕掛けねばならない。スポーツで戦争の代位はできない。だって、金利支払いができなくなるもの。

😷ベスト8は逃しても、国民に感動を与えた森保ジャパンの活躍の裏で、いや表、いやいややはり裏で、軍事費の倍増、5年で43兆円増額を勝手に決められた。財源は増税と借金だ。金もないのに親父がギャンブルにのめり込み、カルト教に膨大なお布施をすると言えば、子どもらに締め殺される。宗教二世は自らの命を守るためにはニホン人の戦争観を撃つ覚悟でいる。ただ、それは極めて少数派でしかない。

⤵️W杯カタール大会と軍事費増額、原発再稼働(新設を含む)の逆コースへの爆走が同じ時間軸で進行している。すべては77年前の戦争責任について国民的論議、検討が意識的に回避、隠ぺいしたニホン人の遺伝子がなすものだ。戦争をなしたことの結果責任は、誰でもが負うべきが当たり前のことと語られない限り、ニホン人は侵略戦争をスポーツと同じように愉しむことができる。すでに、軍事費増額を容認し、大政翼賛会の凱旋にも喝采をおくる。森保ジャパンがそれに重なる。無能な無策な指揮官のお帰り。これってバーチャル?いや、たぶん。