最期の白人大統領のジレンマ | 労人社のブログ

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戦中日記(続労人社だより)220520号

「最期の白人大統領のジレンマ」

😏現在の民主的選挙の最大の特徴は、1票がカネで買えることにある。あほシンゾウの桜を観る会、河井杏里事件はその表に現れた買収事例だが、なにもニホンだけのことではない。本家本元は米国さん。やたら民主主義を謳う米国。09年のティーパーティー運動あたりが始まりである。もちろん、企業が選挙スポンサーとなるのは、政友会、憲政党のむかしからニホンも米も同じ。違うのは、企業の金ではなく、税金、民衆の懐に手を日記ねじ込み出したことにある。

😇バイデンは、米の人口構成比率からみて最期の白人大統領となる可能性が高い。可能性というのは黒人票、ヒスパニック票を金で買えるルートがあるため。20年調査で、ここ10年で白人の人口が10%減った一方、黒人が6%増えた。とくにアジア系の増加が著しく36%増えている。有権者でみてもヒスパニックを含めた白人票は67%で、うちヒスパニックが13%を占める。フロリダ、アリゾナなど激戦区でこの傾向が著しく、すでにカリフォルニア、ニューメキシコでは白人票は過半数を割っている。

😇アメリカの選挙が一人1票の民主制であり、選挙人獲得競争である限り、民主党、共和党共にWASPの男が当たり前のように、24年の大統領選で勝つとは限らくなってしまった。この傾向は11月の中間選挙でおおよそのことが決まってしまう。現職のバイデンにとって、11月中間選挙に勝って、24年の大統領選に活路をつなぐことは、ウオール街、WASPから託された神聖な任務である。そのためには、国内経済も世界平和もなんだ!ひたすら、買収やポピュリズムによる国内人気を煽るだけだ。

😇すでに、米国内ではバイデン親子のウクライナ疑獄をめぐり、次期の大統領選の駆け引きが行われている。NATO加盟を働きかけ、武器供与と見返り資金の還流という図式は、いまの金では票をかう選挙の構図にピッタシだ。英米仏高官の人道的観点からの高性能兵器の供与宣言は、戦争の激化、長期化をもたらすだけでなく、兵器産業の好決算に資する。まさか、軍需企業が対価を求めず、タダであげる訳がない。そして、その利益は政治家に還流して、カネで票を買うための選挙資金となる。

😇かつて難民であったWASPにとって、合衆国は夢を実現するための国民国家、民族国家であった。安い土地=生産手段があり、自然資源がふんだんにあったこの国では自ら働けば、資本家にまで成り上がることができた。しかし、資本家になった途端、周りに賃労働者が見当たらず、後から渡来した他国の難民を、差別、酷使して資本蓄積を進め、WASPだけの千年王国を作り上げた。

😇1863年に英議会でグラッドストーン蔵相が演説「この、人を有頂天にさせる富と力との増加は、、、まったく有産階級のみに限られている」を累乗倍する財産を、ウオール街だけに積み上げたWASPは何としてもこの国家体制を守る決意をしたのだ。未開の野蛮人に説教し続けた(民主主義)が、1人1票の原則が米の民族国家を脅かすに至った。とくに、アジア人種は敵である。

💤ロシアはモスクワ周辺を除外すれば、アジア地域に帰属する国家ではないか。ウクライナにして、ゲルマン、イスラム、ドイツ、大蒙古らの侵略により混血された他民族国家である。先ルーシ国がユダヤ、イスラム、東方正教会のいずれかを国教に採用するか?を決した時に、「飲酒ができる、できない」をめぐり大論争?が行われた国で、これはアジア的性格、多神教の母斑をもつ国民の証拠であろう。??

😱いま、アメリカは人道、人権を尊重する、キリストを本尊とする民主主義国ではない。ただ貨幣を唯一神と崇める暴力国家である。南北戦争後に賃労働を確保して以来の、この国の国是は戦争、軍事挑発でしかなかった。新自由主義に蹂躙された地球上では、利益をもたらす新たな開発事業は見当たらない。貨幣資本がかつてアメリカ大陸に見出した新市場がない。

😇米国、WASPが唯一神と崇める貨幣の就職先がなくなってしまった。開発済みの跡地に炭素と一緒に埋め戻せばいいのだが、カルト化したウオール街は、前に開発した建物を破壊することに貨幣の使い道を見出した。破壊工事に必要な兵器を生産すればいいではないか?作って壊して作れば、貨幣資本は永久運動を行うことができる。

💔でも、民主主義とか、1人1票などバカな制度を約束したばかりに、WASPの椅子が揺さぶられている。資本のお仕事が生産性を高め、難民を繰り返し繰り返し量産することだと、祖先の教えで知ってはいたが、すっかり忘れていた。後からきたヒスパニック、黒人、アジア人種の難民も、1票の権利を持つなんて、すっかり忘れていた。

⚡️えぃ、こうなれば、1票を金で買えばいい。有産階級と無産者の違いは、明日を生きるためのカネをもたない無産者と違いは、われらはあり余る貨幣が、活躍の場も与えられず寝ている。でも、誇り高き無産者が票など売るまい?バカ言うな!資本の友子さん率いる連合を見よ!あほシンゾウのカネ?でにっこり笑った有権者をみよ!いまの民主的選挙の特徴は、どんな一票も金で買えることにあるのさ。

✋でも、オレはうらないぞ。あははっ、いるいるそんなやつ、ようけいるわ。でも、投票数の過半数あれば、法律で戦争ができる国にもできる。連合の加盟企業のほとんどは兵器の部品生産で黒字決算計上する法人やで、連合や酷民君主党が選挙を飯のタネにしている以上、米国もニホンの参院選も1票は金で買えるさ。いや、こいつら、売値を釣り上げたりするんだから。まぁ、票が買えなければ戦争をすれば、資本も企業も金儲けはできるんだからな。