『幸せの隠れ場所』

2010年 アメリカ 配給:ワーナーブラザーズ

監督:ジョン・リー・ハンコック

 

あらすじ

アメリカのフットボール選手マイケルオアーの実話に基づくサクセスストーリー。

 

黒人のマイケルは薬物中毒になった母親にこう言い聞かされた。

「苦しいときは目を閉じる、目を開けばそれは夢のように消え去るだろう」

マイケルは類まれなる体格と優れた運動能力を見込まれて、キリスト教の高校に入学することを許された。

一方、家を追い出され、着の身着のまま彷徨う惨めな現実を抱えている。

同じ高校に娘と子どもを預けていたリーアンがその姿を見かけ、一日だけと家に泊まらせる。

 

翌朝、彼の様子を見に行くと、貸した毛布はきちんと整えられ、ソファーにその姿はなかった。

リーアンがマイケルを追いかけ、行く当てはあるのかと尋ねると押し黙る。

 

リーアンは半ば無理やりマイケルを連れ帰り、部屋や服を与える。

 

暖かなリーアン一家の申し出だが、マイケルは一家に馴染むことできなかった。

距離を置こうとするマイケルに対し、一家はマイケルがフットボールチームに入れるように家庭教師をつけ、成績を上げさせ、チームに合流できるように援助し続ける。

 

そして念願のフットボールに参加できるようになったマイケルだが、上手くプレーをすることができない。

大きな体格を有しているが、頑なに力を行使しようとしないマイケルには、譲れない一つの思いがあったから……。

 

 

プライドは、頑固者、空気を読めない、好意を無下にするなど厄介だ。

でも、譲れない思いというのは人間の核心。

誰にも使われない。

誰にも屈しない。

一本通った気持ちがあれば、きっと何物でもない自分になれる。

目を閉じて開いて、世界の中心に自分がいる。

違う世界が開いて見えるのだろう。