『ノエルの日記』

制作アメリカ 2022年 監督チャールズ・シャイア

 

 

 あらすじ

 

人気小説家のジェイクは、クリスマスも近づくある日、長年、疎遠にしている母親の訃報を知る。

精神を病んでいた母親の家の中は荒れ果てていて、片づけに手間取る。

そんな時に人と距離を置いていた母親の家のチャイムが鳴らされた。

そこにいたのは聞いたことも、見たこともない女性レイチェル。

レイチェルは養子で育てられ、実母がこの家でメイドをしていたという。

実母に会いたいというレイチェルの願いにジェイクは応えることにした。

家の中でレイチェルの実母に関する遺品はないかと探ると、レイチェルの実母が残した手記を見つけるのだった。

そこには、ジェイクが家族と疎遠にした理由、ジェイクの兄と過ごした日々が綴られていた。

兄はジェイクが赤ん坊のころに、不慮の事故で亡くしている。

そのことがきっかけで両親は離婚し、母親は心を壊したのだった。

ジェイクの触れたくない過去が、レイチェルの実母に繋がっている。

ジェイクはレイチェルとともに、母を裏切り、自分を置き去りにした音沙汰のない父親に会いに行く決心をするのだった……

 

 

 

 

 

 感想

 

人との繋がりは不思議なものだ
血縁という確かに繋がっている家族から始まるストーリーなのに

実のところ、家族は確かな絆で繋がっているわけではなく
どこかあやふやな二人の思いから始まる

家族はこの世界で絶対的な理解者であるのかといえば
そうでもなくて

親子でも 兄弟でも 恋人も 友達も

どうしても理解できない存在になることだってある

大切な人との繋がりに失敗したときに
人は心底、繋がり合うことを恐怖する

もう二度と傷つくものかと殻に閉じこもりたくなる

孤独なら、傷つくことなんてないから

でも心は本当は
誰だって、独りぼっちを怖がっている