私が初めて一人で電車に乗ったのが小学3年生の時。
3年で引っ越しをして、友達はできて楽しかったけど
以前住んでいた町が好きだったから友達に会ったり
親しかった人に時々会いたくなって。
初めて一人で電車旅をすることになりました。
同じ大阪だけど家からは1時間半位かかる距離。
行ってきますと玄関のドアを開けた時は
ドキドキと不安とが入り混じって複雑な気持ち。
笑顔で見送ってくれる母に勇気をもらいながら
最寄り駅まで歩きました。
当時はもっと古い京阪でした
終点まで行くので乗り過ごしの心配はなく
急行に乗ったら早く着くとわかってるのに
いざホームに上がるとドキドキしてきて。
恥ずかしがりやの私は知らない人に話しかけることが
すごくハードルの高かった時期だったけど
勇気を振り絞って駅員さんにこの電車は
終点の淀屋橋まで行きますかと聞きました。
(めちゃくちゃ当たり前の質問をしてます (^^; )
わかっていたけど確認して安心した私は
ホッとして電車に乗りました。
私が乗った電車は 「普通」。
結構な駅数なのにどんどこ長い時間揺られて
終点に到着。
終点について地下鉄に乗り換える時には
もうすぐあの町や友達のところに行けると
ワクワクの気持ちが大きくなって。
不安も消えて楽しみが大きくなり
友達の家に着いた時には何ともいえない
達成感があったことを覚えています。
それからは一人で電車に乗るのが当たり前なことに
なってちょくちょく出かけていました。
小さな成功体験の積み重ねが
自信に繋がっていくんですよね。
自分が母の立場になって思うことは
母は子どもの力を信じてくれていた。
この子ならきっと大丈夫と思って
優しく背中を押してくれたことが
私自身の自信にも繋がったから。
そういえば母はそんなん無理やからやめときみたいな
やる前からできないと否定することが
ほとんどなかった気がする。
今の私は、もしお兄ちゃんが同じことをするなら
後ろから尾行したくなる気持ちをおさえて
あれこれ心配しながら送り出してそう (^^;
子どもの可能性を親が潰してしまわないように
私も子どもを信じてドーンと構える母ちゃんに
なりたいです!