今日、ファーストフード店に置いてあったフリーペーパーをなにげなくめくったら、作家の石田衣良さんのエッセイが載っていた。

格差社会やネットカフェ難民、負け犬など、最近よく耳にする言葉ついてのエッセイだった。

時間の関係上最後まで読むことができなかったけれど、強く心に響いた文章があった。


「自分に貼られたシールに負けるな。」



格差社会、ワーキングプア、今まで意識していなくても、言葉として輪郭がハッキリみえた瞬間、リアルに感じてしまうことってある。

けれどどんなに巧くつくられた言葉でもってあなたを傷つけようとしても、あなたのすべてを表すことなんて、できない。

言葉は違うけどこういうことを伝えていた。

そこのくだりで、ふいに涙がでそうになった。

本当に困っている人からしたら一体なにが不満なんだと言われそうだけど、私は日々の食事や寝床に困る生活ではないし、毎日の仕事もある。

ただ自分にとても否定的なところがある。

私の場合、世間から貼られたシールじゃない。

自分自身にシールを貼っている。

傷つかないように。

最初から自分の上限を決めつけて、これだけしかできないと思いこんで枠をガチガチに固めているように思う。

傷ついても自分をひらいていく人生か。

傷つかないように予定調和なかたちにはまる人生か。

たぶんまだまだ悩むだろう。
でも、自分に貼られたシールに負けるな。という言葉は、バンッ!と背中を押されたような、不思議な、ハッとした言葉だった。