かわいいエビネちゃんも

おうちが決まりました。

 

これで7匹の奄美猫は全員、卒業です。('ω')ノ

 

 

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夏休みの課題図書!

 

 

 

まずはこちら

「小笠原が救った鳥 アカガシラカラスバトと777匹のネコ」

 

 

 

 

 

いつもお世話になっている

獣医さんが貸してくださいました。

 

 

東京都獣医師会で

小笠原の猫の譲渡に協力する先生です。

 

 

 

 

 

絶滅危惧種の調査研究、保全活動を行うNPO

小笠原自然文化研究所(IBO 通称アイボ)

 

その3人の研究者の情熱と行動力で

小さな世界を変えていく物語です。

 

 

 

小笠原が

世界遺産登録を目指し

環境省が外来種対策に

取り組むタイミングで

 

 

IBOが環境省に掛け合い

生態系保全のための

外来種対策がはじまります。

 

 

 

 

 

地域住民の理解と協力を得るために、

生態系保全の重要性、

絶滅の危機にある希少種

猫を排除することを

丁寧に誠実に説明し、対話を重ねます。

 

 

 

 

 

-本文より-

「一番変わったのは

アイボだったのかもしれない。

 

調査や研究が自分達の仕事と

思っていた彼らだったが、

 

自分達の守りたいもののためには

自らが保全活動の

主体とならざるをえないことを

このとき理解したのだ」

 

 

 

猫を無くすために、

当初はTNRを行いましたが

希少種の捕食を止められません。

 

アニマルシェルターでは

すぐにいっぱいになります。

 

ニュージーランドなど

外来種対策の先進国で

行われている殺処分しかないと

結論付けました。

 

 

 

せめてネコに苦痛のないように

安楽死する方法を取るため

東京都獣医師会の

当時副会長だった

小松泰史先生に相談しました。

 

 

「島の事情はわかります。

でも小笠原の生き物が大切でも

僕にとってはネコも同じ命ですから、

それは無理です。

安楽死はできません。」

 

「だから、東京にネコを送ってくださいよ。

私たちのところへ」

 

 

 

小笠原の猫は、もともと

人間が捨てたか、迷子になったもので

人間の責任です。

 

「猫はどこでも生きていけます。」

 

「獣医師会には600以上の動物病院が加盟していて

どこも1匹や2匹、置き去りになった猫などを抱えています。」

 

 

実は小松先生も、この時

野生化した猫が慣れるかわかりませんでした。

 

でも

断ったら

猫の命はないから

やるしかない

 

 

 

「猫も鳥も守りましょう」

 

「一人の獣医師として

自分ができることをやります。」

 

 

 

もともとアイボの中には

猫を救うという考えは無かったが、

獣医師会の協力で

一大プロジェクトが始まりました。

 

 

 

そして最初に捕まった猫マイケルは

25時間もかけて船で東京にやってきました。

 

新ゆりがおか動物病院の

小松先生のもとで

2ヵ月後には人懐こくなり

看板ネコとして暮らしています。

 

 

 

 

東京都獣医師会からも

島の方へのお願いをしました。

 

「島の方々が自ら考えて行動してほしい。

猫は引き取ります。

その代わり、適正飼育※をして

蛇口を閉めてください。」

 

1996年「小笠原飼いネコ適正飼養条例」

日本の離島で最初にネコ対策を開始

・飼い猫登録

・避妊去勢手術、

・室内飼いの徹底

・マイクロチップ

 

現在は飼い猫のほとんどが

適正飼育されています。

 

 

 

 

 

森林で捕獲された猫は

ねこ待合所へ

 

お世話をする方は仮名をつけて

少しでも馴化させようと

大切にお世話をします。

 

 

そして、出発の日、

猫たちの幸せを願い、

涙を流して送り出すシーンには

胸が熱くなりました。

 

 

 

屋根に耳がついています。

出典元:小笠原ネコプロジェクト

 

壁には、送り出す猫の似顔絵を

子供たちが描いた

タイル絵が飾られています。

 

練馬の動物病院も何件もあります。

出典元:小笠原ネコプロジェクト

 

 

2019年7月で

小笠原から東京に渡った猫の数は

800頭を超えました。

 

 

 

たくさんの人の協力と

愛の力で送り出されています。

 

 

 

詳しくは

小笠原ネコプロジェクト

 

ねこ待合所のブログ

ねこ待ち通信

 

 

******

 

 

 

・・・小笠原も奄美も

置かれた状況はまったく同じ。

 

 

 

研究者や行政は

排除した猫を

生かす(保護譲渡やシェルター管理)

人手も資金も場所もノウハウもありません。

 

 

 

小笠原だって

東京都獣医師会が

手を差し伸べなければ

800頭の猫は安楽死だったのかもしれません。

 

 

 

奄美の猫は

心ある人、一人一人が

手を差し伸べるしか

命を助ける方法が無いのです。

 

 

私も自分ができることをやります。

 

 

 

 

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