江古田の富士塚!

 

 浅間神社境内の社殿横(富士塚手前)に設置されている説明板。

 

 

 国の重要有形民俗文化財に指定!

 

 △リニューアルされた説明板(平成27年版)

 

 

 国指定重要有形民俗文化財

 練馬区登録有形民俗文化財

  江古田の富士塚

 

 江古田の富士塚は、富士講の一派小竹丸祓講(読方=こたけ まるはらいこう)によって今から200年程前の江戸時代後期に築造されたと考えられてます。高さ約8メートル、 直径約30メートルであり、富士山を糢して熔岩を配置しています。関東大震災の時に損壊しましたが、 その後、 復旧されました。

 

 頂上の唐破風屋根(読方=からはふうやね)のついた石祠は、天保10年(1839年)に造立されたもので、他に経ヶ嶽(読方=きょうがたけ)・太郎坊(読方=たろうぼう)・小御嶽神社(読方=こみたけ じんじゃ)の石碑や大天狗・小天狗・神猿などの石像もあり、元治2年(1865年)の講碑、大正12年(1923年)震災時の御神体修築の碑などが建っています。社殿の側には文化4年(1807年)の石燈籠や文化9年(1812年)の水盤なども残っています。

 

 都区内の富士塚の中では、大規糢な部類に属し、庶民信仰の様相を示すものとして、昭和54年5月21日、国の重要有形民俗文化財に指定されました。

 

  平成27年10月

練馬区教育委員会

 

 ☆漢数字を算用数字に変換した。

 

 

 △QRコードがない頃の説明板(平成元年版)

 

 太郎坊と小御嶽正真坊!

 

 ちなみに太郎坊とは、富士山に祀られる天狗のこと。小御嶽正真坊(読方=こみたけ しょうしんぼう)が富士山の北側を守護するのに対し、太郎坊ら南側を守護するとされる。また経ヶ嶽と小御嶽神社も富士山と深い関わり合いがある。

 

作成日:2021.11
公開日:2024.06.30