下関市北西部の日本海に浮かぶ角島。
「角島」の名は、2つの岬が牛の角のように見えることに
由来すると言われています。
それぞれの岬にある夢崎波の公園と牧崎風の公園は、
以前ご紹介しました。
↓こちら。
この2つの公園の名前は、
角島出身のプロレタリア作家・中本たか子の歌
「故里を とおくはなれて 思うかな
夢さきの波 牧さきの風」
に由来します。
角島中心部から牧崎風の公園に向かう途中に建てられている
「中本たか子生誕の地」の碑です。
奥に中本たか子文学資料館があります。
中本たか子は明治36年(1903年)に角島で生まれました。
大正10年(1921年)から12年(1923年)まで、
下関市の王江小学校で教鞭をとりましたが、
文学の道を志し、昭和2年(1927年)に上京。
プロレタリア文学に傾倒し、投獄されたこともありました。
昭和16年(1941年)に、文芸評論家の蔵原惟人と結婚。
戦後も精力的に活動し、平成3年(1991年)に死亡しました。
碑の隣には、上記の歌の歌碑が建てられています。
平成元年(1989年)に建てられました。
場所は↓こちらです。