夢 羽生善治七冠達成之地 | ねりえ日和

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本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に

本日ご紹介する記念碑が、

ブログ通算900基目の石碑・モニュメントとなります。

 

石碑やモニュメントは、建立される時には、

式典等が開催されたりするなど話題になりますが、

時代の経過とともに、忘れられていくことが多いと思います。

高さ数メートルの大きな碑であっても、

そのそばを通っている人ですらその存在を知らない、

意識していないことが多いと思います。

 

ある時、これらの石碑やモニュメントに気付いた人が

「これは何だろう?」と検索した時に、

それが何なのか分かるようにしていきたい。

そう思ってブログを続けています。

 

が、継続するというのは難しいことで、

当初抱いていたのエネルギーでの執筆を

維持できなくなっているのもまた事実です。

 

それを考えると、1つのことに真摯に向き合い続けている人の

凄さというものを改めて感じます。

ましてや、それが一般人には想像もつかないほど

厳しい環境の中でのことであれば尚更です。

 

 

という前フリで、本日ご紹介する碑が↓こちらです。

 

 

「夢 羽生善治七冠達成之地」の碑です。

 

将棋界の第一人者・羽生善治九段については

皆様ご存知だとは思いますが、一応ご紹介いたします。

 

昭和60年(1985年)、史上3人目の中学生棋士としてプロ入り。

平成元年(1989年)、竜王戦を制し初タイトルを獲得。

当時のタイトル獲得最年少記録を樹立しました。

平成3年(1991年)に棋王に就いてからは、

タイトル保持者として長年に渡り将棋界に君臨。

平成8年(1996年)には、当時のタイトル七冠を独占し、

タイトルの数が6以上になって以降初の

全タイトル制覇を達成しました。

平成29年(2017年)には、

同年にタイトルに加わった叡王以外の

7タイトルの永世称号を得た、史上初の永世七冠となり、

翌年、棋士初の国民栄誉賞を受賞しました。

そして、令和元年(2019年)には、

通算勝利数が歴代1位となりました。

 

通算勝利数のほか、通算タイトル獲得数(99期)、

連続タイトル保持期間(27年9箇月)など、

数多くの歴代1位記録を保持。

衰えが見え始めていないとは言えないかもしれませんが、

現在も第一線で活躍されています。

ねりえの世代にとっては、将棋を知っているかどうか関係なく、

まさしくヒーローです。

 

この碑は、平成8年に羽生九段が七冠制覇を達成した

マリンピア・くろいがあった場所の前に建てられています。

 

マリンピア・くろいは、昭和52年(1977年)に、

豊浦町(現・下関市豊浦町)に設立されたレジャー施設です。

平成9年(1997年)に廃業し、

現在は一部を除き、パチンコ業者の研修施設になっています。

 

場所はこちらです。

 

 

奇しくも、ブログ通算“9”百基目に、

“9”ד9”マスの盤上で戦う将棋の世界の英雄である

羽生“九”段ゆかりの碑をご紹介することができました(強引)。

 

このブログを続けていられるのも、

いつもお越しいただいている皆様のお陰です。

本当にありがとうございます!!

これからも、よろしくお願いいたします。