明神池 | ねりえ日和

ねりえ日和

本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に

前回の続きで萩ですが、時間軸的には前々回の続きです。

 

 

 

国指定天然記念物・明神池です。

 

 

昔、笠山と本土とが砂州で繋がった時に、

池として残った海跡湖です。

笠山は火山ですが、

この池には溶岩の隙間から海水が出入りしています。

 

萩藩第2代藩主・毛利綱広が勧請した厳島明神にちなんで、

明神池と名付けられています。

明神池のほとりにある厳島神社の由緒書では、

勧請は1675年(延宝3年)のこととなっていますが、

萩市観光協会のHPでは、

1686年(貞享3年)のこととなっています。

 

 

 

ボラやタイなど、海水魚が泳いでいます。

豊漁などを願って奉納された魚が、繁殖したものです。

 

 

トンビがたくさん飛んでいます。

魚の餌(パン)を買って歩いていたら、

見事に袋ごと持っていかれました。

びっくりした~!

 

 

「皇太子殿下行啓之所」の碑

 

大正15年(1926年)の

当時の皇太子(後の昭和天皇)の訪問から、

笠山は注目されるようになったそうです。

明神池では釣りの準備もされていたそうですが、

神聖な池だと知って行わなかったそうです。

 

 

三条実美歌碑

 

「この国の 濁らぬ水に すむ魚は

 游ふさまさへ 勇ましきかな」

 

 

風穴

 

溶岩の隙間から冷たい風が吹く、天然のクーラーです。

 

明神池の場所はこちらです。

 

 

次回へ続きます。