先日ご紹介した、中山神社の摂社・愛新覚羅社。
ラストエンペラー・愛新覚羅溥儀の弟・溥傑の遺骨が
納められています。
この事実は、「清」という世界史で習った歴史が、
いかに日本に近いものであったかということを
表しているとも言えます。
そして、溥傑だけがたまたま日本と縁があったというわけではなく、
清朝の子孫で、日本で活躍されている方は、
他にもいらっしゃいます。
まずは、立命館アジア太平洋大学教授の愛新覚羅烏拉熙春氏。
第6代皇帝乾隆帝の5男・栄親王永琪の子孫に当たります。
次に、占い師の愛新覚羅ゆうはん氏。
初代皇帝太祖ヌルハチの6男・タバイ(塔拝)の子孫に当たります。
そして、画家の王昭氏。
ラストエンペラー・愛新覚羅溥儀の甥(妹の子)に当たります。
また、故人ですが、「東洋のマタ・ハリ」こと川島芳子は、
清朝第10代粛親王善耆の子です。
末妹には、中国で日本語教育に尽力し、
平成26年(2014年)に死亡した、
「清朝最後の王女」愛新覚羅顕き(王偏に奇)がいます。