髙杉紀念館寄附者芳名、金壱封 公爵毛利家 | ねりえ日和

ねりえ日和

本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に

スミマセン、間が空いてしまいました(>_<)

 

 

さて、前回ご紹介した「高杉記念館」の碑の近くなのですが、

東行庵にある東行記念館の向かって左手に客殿があり、

更にその向かって左手前に垣根があります。

その前面に2基の碑が建てられています。

 

 

向かって左側の碑には

「髙杉紀念館寄附者芳名」と記されています。

 

 

向かって右側、東行記念館側の碑には

「金壱封 公爵毛利家

 同 公爵山縣家

 同 公爵伊藤家

 同 侯爵井上家」

と記されています。

 

前者の碑は、昭和11年(1936年)に建てられたもので、

東行庵2代目庵主・谷梅仙の名も刻まれているそうです。

 

後者の碑の建立時期は不明ですが、

碑の造りが前者とよく似ているので、

前者同様、高杉記念館建立に向けた寄付金についての

芳名碑ではないかと思います。

 

ちなみに、昭和11年時点での各公爵・侯爵家の当主は、

以下のとおりです。

 

・毛利家:毛利元昭=毛利宗家第29代当主

・山縣家:山縣有道=有朋の養子(甥)の子

・伊藤家:伊藤博精=博文の養子(井上馨の甥)の子

・井上家:井上三郎=馨の養子(甥)の養子。桂太郎の三男

 

 

東行記念館及び客殿の場所は、

東行庵のホームページでご確認いただけます。