木下友敬句碑 | ねりえ日和

ねりえ日和

本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に

 

赤間神宮の境内、拝殿に上がる階段に向かって右手、

竜宮殿入口付近にある木下友敬の句碑です。

 

「碑もぬれ わたしもぬれて 沖を見ている」

 

 

木下友敬は、医師であり、政治家でもあった俳人です。

昭和2年(1927年)、下関市で医院を開業。

下関初の、医学博士による開業だったと言われています。

 

政治家としては、昭和31年(1956年)より参議院議員を1期、

昭和38年(1963年)より、下関市長を1期務めています。

 

 

碑は昭和45年(1970年)に建てられました。

 

碑を詠んでいる句が刻まれている碑という

面白い文学碑になっていますが、

句で詠まれた「碑」は、北海道釧路にある

石川啄木の歌碑のことだそうです。

友敬は、昭和30年(1955年)に当地を訪れています。

 

 

碑の場所はこちらです。