愛染かつら | ねりえ日和

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本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に

 

先日ご紹介した、

「下関市立近代先人顕彰館 田中絹代ぶんか館」前の

田中絹代のモニュメントの隣に、木が植えられてあり、

その説明の碑が建てられています。

 

 

 

碑には「愛染かつら」と記されています。

 

 

昭和13年(1938年)、絹代の代表作の1つである

映画「愛染かつら」が上映され、大ヒットを記録しました。

 

その原作のモチーフとなったカツラの木は、

長野県上田市の北向観音の境内にあり、

現在その木は「愛染カツラ」と呼ばれているそうです。

 

上田市と下関市との縁については、

以前、三吉慎蔵の子・米熊のことをご紹介しましたが、

「愛染かつら」もまた縁の1つであり、

ここに植えられた木も、

愛染カツラの枝から育てられたものなのだそうです。

 

 

碑の題字の揮毫は、北向観音住職、

天台座主(天台宗総本山比叡山延暦寺の住職)、

全日本仏教会会長などを務めた、

半田孝淳によるものです。

 

 

場所はこちらです。