高畑勲氏特別講演会 | ねりえ日和

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本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に

梅光学院大学で開催された

「高畑勲氏特別講演会

 日本の伝統絵画に見る「マンガ・アニメ的なるもの」」に

参加してきました(^∇^)



高畑勲監督と言えば、言わずと知れた世界的アニメ映画監督。

夫婦そろってジブリファンのねりえと奥さんとしては、

高畑監督が来関されるとあっては、行かないわけにはいきません!!


整理券をもらうため、会場には早めに到着。

開場後はそそくさと前の方の席に座り、

高畑監督のご尊顔を拝するのを待ちましたo(^▽^)o



会場準備の中で、高畑監督が壇上に登場!!

お~!!(≧▽≦)

……普通の人だ(;^_^A


いや、本当、至って普通の感じの方ですね(^^ゞ



そして、講演開始。

最初は若干緊張されていらっしゃる様子だった高畑監督。

途中から、緊張もほぐれたのか、講演に熱が入ってこられます。


パワーポイントを自ら操作されて、

日本では12世紀の絵巻物の頃から、人物や物事の「動き」

(高畑監督は「現象」とおっしゃっていました。)を絵画の中で表現し、

また、ストーリーとして構成してきた事例などを

ご紹介いただきました。


それは、西洋などでは見られなかった文化ということで、

日本でそのような文化が発展したベースとして、

日本語を話す者が、日本語を会話の媒体としてだけではなく、

視覚的な表現媒体として用いてきたことをご説明いただきました。



我々の祖先って、昔からマンガ・アニメが好きだったんだなあ……と

しみじみと感じました(´∀`)



ところで、講演の中で、高畑監督が

「ここ小野小町の墓があるんですってね」とおっしゃったんですが、

会場に「ウンウン(・∀・)」と思った方、何人いたんだろう……(-"-;A


また、下関市豊浦町の厚島を、

その島に魅了されたフランス人ピアニスト・

アルフレッド・コルトーにちなんで、

「孤留島」とも呼ぶようになったお話もしてくださったのですが、

これは、会場の皆様、ご存じだっただろうか……(;^_^A



ねりえはささやかながら、

これからも下関のことを発信していこうと思いますo(^-^)o