明治天皇御上陸地聖蹟 | ねりえ日和

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本州の西の端・下関から 石碑やモニュメントを中心に


後ろに下関市立しものせき水族館「海響館」が写っています。


明治5年(1872年)、

西国巡幸中の明治天皇が海路で下関に到着し、

当地付近に上陸したことの記念碑だそうです。


西国巡幸のお供には西郷隆盛もいたそうです。



ポイントはこの碑の建立日で、

昭和15年(1940年)2月11日の建立です。


まず、昭和15年は皇紀2600年です。

「皇紀」とは今では聞き慣れない言葉ですが、

簡単に言うと日本版の西暦のようなものです。

初代天皇である神武天皇が即位したとされる年を

元年としています。

その年に日本が建国されたという考え方です。


また、2月11日は、現在は建国記念の日ですが、

当時は「紀元節」と呼んでいました。

これは、神武天皇が即位したとされる日、

すなわち日本が建国された日です。


つまり、この碑は、皇紀2600年の紀元節という

節目の日に建立されたということになります。


当時、皇紀2600年を迎えたことは

盛大に祝われていたらしいのですが、

この碑もその一環だったのでしょう。



場所はこちら です。



ちなみに、「ゼロ戦」の「ゼロ」は

皇紀2600年に由来します(・ω・)b