時をかける少女 | One of 泡沫書評ブログ

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すでに多くの方が書いているにもかかわらず、なぜ書評を続けるのか。
それは、クダラナイ内容でも、自分の言葉で書くことに意味があると思うからです。

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自分そっくりのアメーバ ピグというのをつくろ! というリンクがあったため、なんとなしに作ってみたら変な絵が作られてしまった。これはどうやら自分そっくりの「ピグ」というキャラクタを介してチャット・コミュニティに参加できるシステムのようである。ああ、これはわたしには無縁なシステムだなと思い、削除しようとしたらどこにも削除アイコンが見つからない。これはどうしたことかと思ってヘルプをみると
一度作成したピグを削除することはできません。

ちょっと笑ってしまった。消せないのかw
でも、デフォルトで自分のルームへの入室や外部への情報がすべて公開を基本としているところがすごいと思う。18歳未満はダメ!と言いつつ、なんとなくウィザードを操作しているだけで作れてしまうのはどう考えればよいのだろう。また、わたしのように間違って作ってしまってすぐ消そうとしても消せないのは、これもまたどう考えたらよいのだろうか。まあ、こんなことでわざわざ藤田社長を攻撃しようとは思わないが、誤解を招くシステムではあると思う。せめて、削除機能は早々に実装したほうが、無用な軋轢を防ぐために望ましいと思う。

さて本題に入りましょう。

本作は有名な「時かけ」ですが、わたしは今まで未見であった。見終わった後、いろいろ調べてみてわかったのだが、同名のタイトルは筒井康隆氏の同名小説をはじめ、それを下敷きにして今までいろいろな方が、いろいろなメディアでアレンジして発表しているようだ。ちょっとたとえはよくないかもしれないが、「キングコング」みたいなものだろうか? その中でも本作は2006年に新たにリメイク(?)された本編でもあり、続編でもあるような感じの作品だそうだ。(初演から3年経っていることもあり、多少ネタばれしているのは気にしないでほしい)

いわゆる正統派ジュブナイル(青春小説)で、非常によくできている。見て損はない類の作品であろう。細かい矛盾点をあげつらえば切りがないが、見終わった後のちょっと甘酸っぱい気分は青春小説のなかでもかなり上位にランクインすると思う。わたしとしては「海がきこえる」と同じくらい高い評価をあげたい。
わたしはまだ若い(笑)ため、当然ながら大林宣彦版は見たことも聞いたこともない。しかし、
お年寄り(笑)の方々にはこの現代風アレンジについては賛否両論があることだろう。だがそれでいいのだろう。というのも、ジュブナイルというのは自分の時代の青春群像こそが求めるべき世界なのだから。いい機会だから原作を読んでみようと思った。

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やっぱり、貞本の絵がいい。妙にアニメアニメしている絵柄はジュブナイルに向いていないと思料される。