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どういうタイミングで見たのか覚えていないが、最初にどこかでアニメに観て、たいへんおもしろかったので、今回漫画版を途中まで読んでみた。アニメ版はほぼ原作を忠実に踏襲していたことがよくわかった。
本作は女子高生の生態を描いた日常系コメディである。作者自身が女子高に通っていたらしく、その経験を活かして相当リアリティのある女子高生の実態が、漫画的なデフォルメで描かれている。しかも、掲載誌が成年もとい青年向けであったためか、下ネタもまったく遠慮していない。本当に女子が描いたのかこれ? とつい思ってしまうほどの、たいへん爽快なパンツ漫画である。
アニメのほうは例によって豪華な声優陣だが、作画が少々残念な出来だった。作画監督は梅津氏という非常に「うまい」人だったらしいが、どうやら担当したのはエンディングのカットのみで、本編は違う人が担当していたようだ。しかも、放映当初の裏が、「涼宮ハルヒの憂鬱」という、当時(今も?)一世を風靡した人気作品だったこともあり、こうしたことが相まって本作は必ずしも有名な作品とは言えないようである。私自身も、どういうきっかけで本作を最初に知ったのかまったく覚えていない。完全に、偶然である。
それはさておき、作画が少々残念なのは措いても、作品自体のテンポはたいへん良く、どちらかといえば良作の類ではないだろうか。また一部の愛好家の中では、「神ED」ということで、梅津氏の担当したエンディングアニメーションと、meg rock のポップな歌(incl.)がたいへん人気のようである(ニコニコ動画調べ)。私もmeg rockはなかなかいいと思う。
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ちなみに作者は大島やすいちの娘さんだそうだ。母親も漫画家、妹も漫画家だという(Wikipedia調べ)。一家総出で漫画家一家とは・・・いったいどういう家庭なのかw