8月11日は四万六千日。
卯辰山の観音院からは、
朝から御詠歌が響きわたります。
金沢へ観光で訪れた人々は、
ふもとの東山の町家の軒先に、
こんなものがぶら下がっているのを見て、
「?」と思った方もいるのではないでしょうか。
これ、厄除けの「とうもろこし」。
毎年、四万六千日の日に、
観音院で新しく買って、
付け替えます。
四万六千日は、「しまんろくせんにち」と読みます。
この日にお参りすると、
46000回お参りしたのと同じ功徳があると言われています。
(なんて効率的!)
四万六千日が近づくと、
町中のいたるところに
こんな荒々しい筆文字で書かれたチラシが張り出されます。
はじめてこれを見たときは、
「なんだろう、なんかコワイな…。」
と思ったものです。
今じゃ
「ああ、今年は○日にあるのね。」
とこれで確認。
旧暦なので、毎年微妙に開催日が違うのです。
今年も例年にたがわず
8月11日は好天の炎天下。
昼間の参詣は避け、夕方少し涼し気になってから
観音院に向かいました。
山門へ向かう道は、急で曲がりくねった階段が延々と続く。
やっと到着。
けっこうな人だかり。
以前は近隣の人がほとんどでしたが、
最近は観光の人もちらほら。
さっそく護摩炊き用の護摩木を購入。
一本百円なり。
月並みですが、
「息災延命」と、
当然、「良縁祈願」をばセレクト。
護摩炊きしている僧侶に渡して火にくべてもらいます。
お坊さんのわき、
オジサンが足で踏んづけてる白い四角い物は
西国三十三か所の観音霊場の土を詰めた「土嚢」。
これを踏むと、そこに参ったのと同じ功徳があるといわれ…あれ、
さっきも似たようなこと聞いた気が…。
そう、
46000日参詣の功徳と33カ所参詣の功徳を同時に得られるという
お得な抱き合わせ。
なんとまあ恐るべし、四万六千日!
ちなみに厄除けの「とうもろこし」は午前中で売り切れ。
常連さんはあらかじめ予約を入れておいてから
買いに来るそうです。





