8月11日はひがし茶屋街の近く、
卯辰山にある観音院の四万六千日でした。
「息災延命」と「良縁祈願」、2本の護摩木を火にくべてもらい、
西国三十三霊場の土嚢を踏みしめながらお参りします。
お参りの際は、ぜひ小銭のご用意を。
堂内にずらりと並んだちいさな観音様や、
由緒ありげな古めかしい仏画の掛け軸などに
順繰りにお参りしていくのですが、
それぞれの仏像の前には、
参詣者の置いていったお賽銭がうず高く積まれていました。
堂内は撮影禁止だったので、
とりあえずはお参りに集中。
そんな中、
御詠歌の録音の流れが止まる合間に、
お堂の縁側で笛の演奏をしてくださる方などもいて、
そこはゆる~い空気の非日常空間デシタ。
参詣を終えてお堂を出る頃には日も傾き、
檀家のボランティアと思しき方々が、
寺院の周辺に並べた蝋燭に火を灯していきます。
お地蔵さんの足元にも明かりが灯り、
四万六千日には欠かせないモチーフ、
「とうもろこし」がやっぱりここにも。
卯辰山から見渡す
金沢独特の黒瓦の家並みが美しい。
参道を下る途中、
古い町屋を改装した喫茶店発見!
自宅の近所なのに気が付かなかった。
今度寄ってみよう…。
山の中腹の観音院を下り、
東山町内に続く坂道は
観音町通りと呼ばれている。
ひがし茶屋街より1本浅ノ川寄りの通り。
四万六千日の前後になると、
日暮れから深夜まで、通りに設置された灯篭に火が灯される。
灯篭に描かれた絵は
故・クリフトン・カーフ氏の作品。
金沢、特にこの東山や主計町界隈を愛し、
この地で人生の終焉を迎えたカーフさん。
よく、橋場町の信号待ちで一緒になりました。
大柄で、いつも着物姿で闊歩する外人さんだったので
目立っていたのもあるけれど、
実は、私、関西在住時にも、カーフさんとはご近所さんでした。
ご本人は知らなかっただろうけど。
金沢に引っ越してきたとき、
近所にカーフさんのアトリエがあったので
びっくりしました。
灯篭の絵柄のもう一人の作者は
藍染や柿渋染の袋物などを扱う「木倉屋」さんのところの
御祖父ちゃん(故人)。
メリハリのあるくっきりとしたカーフさんの作品とは対照的に、
こちらはぐっと軽妙洒脱。
きっとかなりの風流人だったんでしょう。
茶屋街にはぴったりな画風ですね!





