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インテリスタのブログ

サッカーについて勝手な事を書いています。
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 イングランドプレミアリーグは、例年通りマンチェスター勢とチェルシーのトップ争い、そこに隙あればトッテナムやアーセナル、リバプールといったところが絡むといった展開か。戦力で見ればマンチェスター勢とチェルシーが他を圧倒するが、アーセナルも今季は充実した戦力が揃う。トッテナムはベイルの移籍によりエースを失ったが、新加入選手は即戦力が多い。それでも優勝争いは3チームに絞られるだろう。



 昨季王者のマンチェスター・ユナイテッドは、今季移籍市場は非常におとなしかった。退団したのは引退したポール・スコールズとレンタル移籍したニック・パウエルのみ。移籍期間終了間近にアルマン・フェライニは引き抜いたが、即戦力として数えられる新戦力はその1人のみである。もちろん昨季優勝メンバーはキープしており、戦力としては十分充実している。やはり今季に不安があるとすれば、長期政権を担ったサー・アレックス・ファーガソン監督の勇退、新監督となったデイビッド・モイーズ監督がどの程度チームをまとめあげることが出来るかと言うことだろう。もちろんモイーズ監督も実績は十分であるが、前任者が余りにも偉大すぎる。選手を見ていくと、モイーズ監督の愛弟子であるフェライニこそ加入したが、ダニー・ウェルベックの左サイド起用は変わらず、変わったとすればトム・クレバリーは評価されているものの、香川真司は評価されていない監督の戦術観と好みだろう。いずれにしても監督以外現状では昨季と大きく変わったことはなく、安定して勝てるだけのメンバーは揃っている。



 マンチェスター・シティは、選手の数は大きく変わらないが、質では大きく変動した。カルロス・テベス、コロ・トゥーレ、更にガレス・バリーがチームを去り、新たに攻撃陣にはステファン・ヨベティッチ、アルバロ・ネグレド、ヘスス・ナバス、中盤には争奪戦の激しかったシャフタール・ドネツクのフェルナンジーニョを約49億かけて迎え入れた。戦力としては昨季より上がっていると言っても過言ではなく、監督にもマヌエル・ペジェグリーニ監督を据え、攻撃路線はより加速度を増すだろう。前線は昨季同様明らかに定員オーバーだが、そんなことは選手も重々承知のはずだ。セリエAトップクラスの実力を誇ったヨベティッチと実績のあるネグレドというのは、他チームが羨むような補強だ。しかし今季最もいい補強となりそうなのはやはりフェルナンジーニョ。守備力も攻撃力も水準以上に持ち合わせるボランチであり、チームの核となれる選手だ。パスやミドルシュートも兼ねそろえ、ヤヤ・トゥーレとの相性も悪くはないだろう。バリーに変わる新たな中心となるべき選手も加え、若手のマティヤ・ナスタシッチやジャック・ロドウェルらの成長も著しい。不安があるとすればバンサン・コンパニの代えが効かないセンターバックの層ということになるが、マルティン・デミチェリスをうまく使うことができれば問題はないはずだ。個人的な意見としては、ユナイテッドよりもシティの方が可能性を感じる。



 この2組みに割って入るのは、やはりチェルシーということになるだろう。当代きっての異才、ジョゼ・モウリーニョ監督を再招聘し、今季こそ王座奪還を目指す。戦力としてもブンデスリーガで躍進したアタッカー、アンドレ・シュールレに、ブレーメンから復帰したケビン・デ・ブルネイ、モウリーニョ監督の愛弟子とも言っていいマイケル・エッシェンも復帰した。そして最も懸念されている1トップには、ウェイン・ルーニーの獲得に失敗はしたものの、実績十分なサミュエル・エトーを獲得した。それだけフェルナンド・トーレスに信頼が置けないということで或だろうが、エトーも間違いなく旬は過ぎた選手だ。モウリーニョ監督がいかにしてエトーを活かすのかが、今季の一つの見どころだろう。ディフェンスは元々大きな問題がなく、第2GKとして獲得したマーク・シュウォーツァーは、偏見も含むだろうが、アーセナルやリバプールならスタメンを張れるレベルだ。攻撃陣にはエデン・アザールやオスカールといった天才的なプレーヤー、その下にはフランク・ランパード、ラミレスといった献身的なプレイができる選手が揃う。エトー次第というところもあるだろうが、モウリーニョ監督が指揮を執るだけに、インテリスタとしても期待せずにはいられない。



 そして今季は珍しく大金を使ったアーセナルも、実力は十分だ。個人的には引き抜かれるイメージの方が強いアーセナルであるが、今季は約62億円を使ってメスト・エジルを獲得した。中盤にはマテュー・フラミニ、未だに出場機会はないが正GKとしても活躍できる実力者エミリーノ・ヴィビアーノ、更に日本の宮市亮も復帰した。今いる選手で上手く戦ってきたようなアーゼン・ヴェンゲル監督にしては、非常に大胆な補強だ。スタメン級も残らず残留し、今季は近年で最も戦力が充実しているだろう。スピーディなパスサッカーにも、軒並み適材が揃っている。縦に早いテオ・ウォルコットにルーカス・ポドルスキ、サンティアゴ・カソルラ、経験が上乗せされたトーマス・ロシツキ。展開力も兼ね揃えるジャック・ウィルシャー、アーロン・ラムジー、試合を読む能力に長けるミケル・アルテタ。エジルは独力でも違いを作り出し、非常に気の利いたプレイができる。問題があるとすれば、典型的なボックスストライカーであるオリビエ・ジルーだろう。点で合わせる得点はさすがだが、シーズン通して調子を落とすことなく得点を量産できるか。今年のアーセナルの躍進は、ジルー次第というところもあるだろう。



 リバプールは今季、3連勝と最高の滑り出しでスタートした。3得点無失点というギリギリのスコアではあるが、それでも現在は単独1位に付ける。ここ4シーズンチャンピオンズリーグから遠ざかり、4強の一角から外れてしまった感もあり、今季こそはという気持ちは強いだろう。世界的ビックネームはルイス・スアレスとスティーブン・ジェラードくらいだろうが、やはり未だに粒ぞろいだ。元インテルのフェリペ・コウチーニョは天才型の選手であり、逆サイドのダニエレ・スターリッジも非常に気が利くアタッカーだ。ディフェンスラインにはママドゥ・サコとコロ・トゥーレという実力差を加え、前述した4チームには及ばないかもしれないが、ハマれば強いメンバーが揃った。今季はリーグ1本ということもあり、リバプールの上位進出も十分あり得るだろう。



 逆にトッテナムは今季難しいシーズンとなるだろう。エース、ガレス・ベイルの移籍に伴い、ロベルト・ソルダード、エリク・ラメラ、クリスティアン・エリクセン、ネセル・シャドリ、パウリーニョという実力派を獲得した。しかしながら彼ら全員が完璧に慣れるには時間がかかるだろうし、ベイルほどのタレントは当然見当たらない。新加入選手がスタメンの半数ほどを占める事が予想されるだけに、ソルダード、エリクセン、ラメラあたりが想定以上の活躍ができるかが、今季もトッテナムが躍進するための絶対条件だろう。アンドレ・ビラス・ボラス監督の手腕にも注目したい。



 昨季は躍進したエバートンだが、フェライニとモイーズ監督の退団ということもあり、今季の上位進出は難しいだろう。新加入選手もいるが、新加入選手に多くを期待することは出来ない。アストン・ヴィラやスウォンジーなど面白そうなチームもあるが、絡むとしたらヨーロッパリーグ争いだろう。



 結果として、今季もマンチェスター勢とチェルシーの覇権争い。アーセナルやリバプールがそこに絡むという、ビッククラブが波乱なく上位に進出すると予想する。リーグ1本で行けるリバプールにも可能性があるが、マンチェスター勢とチェルシーの実力はそれ以上だと思う。マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、チェルシー、アーセナル、リバプール、この5チームの争いになるはずだ。



1位・チェルシー

2位・マンチェスター・シティ

3位。アーセナル

4位・マンチェスター・ユナイテッド

5位・リバプール

6位・トッテナム



 この予想も賭けに近い位置づけにしたが、やはりモウリーニョ監督が復帰したチェルシーには期待したい。エトーが離脱でもしたら話は別だが、戦力は充実しているはずだ。マンチェスターについては戦力が整い、下位チーム相手でも力業で勝てるシティを2位、未だ調子が上がらないユナイテッドは、状況が一変したシーズンということも加味して4位、アーセナルは、今季躍進しなければならないだけの戦力を有しているだろう。リバプールは戦力こそあるが、4位以上の上位に進出するのは来季以降であるべきだと思っている。