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インテリスタのブログ

サッカーについて勝手な事を書いています。
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 第26節終了時点。セリエAで最もサプライズを起こしているクラブはどこか。それは紛れも無く、現在6位に付けるエラス・ヴェローナだろう。2001-02シーズンにセリエB降格以降、3部相当のレガ・プロ・プリマ・ディビジオーネまで降格。今季ようやくの1部復帰となった。近年では名前を聞かなくなったクラブだが、1984-85シーズンにはスクデット獲得、過去の所属選手にもアンジェロ・ペルッツィ、ドラガン・ストイコビッチ、マウロ・カモラネージ、パオロ・ロッシ、クラウディオ・カニーヒア、フィリッポインザーギ、アルベルト・ジラルディーノというような名手が並ぶ。そんな古豪がセリエA復帰1戦目でACミランに大金星を上げるなど、大きなサプライズを起こしている。その要因として、チーム内得点王の点取り屋ルカ・トニ得点能力、中盤で体を張るアイルランド代表エミール・ハレフレッドソンの躍動、若干21歳ながら22試合に出場し自らの地位を築いたファン・マヌエル・イトゥルベ・アレバロスの活躍など様々挙げられる。しかしそんなチームにあり、唯一全試合に出場を続ける選手。それが多くのポジションをこなすことができるブラジルのマルチロールプレイヤー、ロムロ・ソウザ・オレステス・カルデイラだ。


 1987年生まれのロムロは、ナポリ出身の両親から生まれたブラジル人プレイヤーだ。若くから才能を注目されていた選手というわけではなく、注目を集め出したのは2010年より所属したクルゼイロEC時代からだ。しかしそこからは早く、翌年2011年にはセリエAのフィオレンティーナへと引き抜かれた。所属したフィオレンティーナでは確固たる地位は築けなかったものの、持ち前のユーティリティー性を生かし出場数が激減することはなかった。主戦場は右サイドバックであるが、2012-13シーズンでは右サイドをファン・ギジェルモ・グアドラードが獅子奮迅の活躍をしていた為、右サイドでのプレイは限られた。それでも20試合に出場していることは、彼の評価が決して低くはない事を示している。そして今季、彼は安定した試合出場の叶う昇格組、エラス・ヴェローナへと新天地を求めた。


 何度も述べているように、ロムロはユーティリティー性に富んだ非常に使い勝手のいいプレイヤーだ。主戦場は右サイドバックであるが、サイドハーフ、センターハーフでも問題なくプレイすることが可能だ。卓越した戦術眼で様々なポジションからチームを助けることが出来る。元々は走力と技術力が武器のカフーのようなサイドバックであったが、現在では視野の広さを生かし、中央から展開することも出来る。かねてから高精度のクロスには定評があり、それを中央で展開力としてより活かすことができれば、セリエA屈指のセントラルハーフとなることも十分可能だろう。今季5得点と得点にも絡むことができ、まだまだ伸びしろのある選手だ。


 今季想定外の躍動を続ける古豪、エラス・ヴェローナ。近年同じヴェローナに本拠地を置くキエーヴォに遅れを取る形となっていたが、今季はそのキエーヴォを成績で大きく突き放す。そんなエラス・ヴェローナにあり、今季最も多くの時間出場を続ける選手は、エースストライカーのルカ・トニでも、ベテランレジスタのマッシモ・ドナーティでも、10番を背負うエミール・ハレフレッドソンでもない。躍進するチームにあり、最も長くフィールドに立ち続けるユーティリティープレイヤー、それがロメロ・ソウザ・オレステス・カルデイラだ。勿論今季のエラス・ヴェローナ躍進の要因は、監督の采配も含め数多に挙げられるだろう。しかし、彼が果たしている仕事が想定以上に大きいことも間違いない事実だ。