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インテリスタのブログ

サッカーについて勝手な事を書いています。
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 2013-14シーズン冬期移籍市場。セリエAでも様々な動きが起こった。多くの選手を獲得するような大きな動きこそ見られなかったが、局所的に獲得するタイプの移籍は各所で行われた。成績不振のACミランにはディフェンスラインのテコ入れにフランス代表アディル・ラミ、攻撃陣にモロッコ代表アデル・ターラブトと日本代表の本田圭佑を迎え入れた。ユベントスを追うASローマにはリーグ屈指のダイナモ、ラジャ・ナインゴラン、左サイドのテコ入れにミシェル・バストスも獲得した。そんな中インテルにも、たった一人ではあるが、大型選手が加入した。それが近年低迷するインテルを救うべくラツィオから加入した、ブラジル代表のテクニシャン、アンデルソン・エルナネス・デ・カルバーリョ・アンドラーデ・リマ、通称エルナネスだ。

 エルナネスは1985年5月29日生まれ、ブラジル北東部ペルナンブーコ州出身のブラジル人テクニシャンだ。2001年、彼が16歳時に名門サンパウロFCユースに所属をすると、2005年にはトップチームへと昇格する。一度2006-07シーズンに、かつて現ジュビロ磐田監督のシャムス氏が監督を務めたこともあるECサント・アンドレへとレンタル移籍をするが、帰還後はサンパウロでチームの中心として活躍。2008年にはブラジルリーグ最優秀選手賞も獲得した。そしてブラジルでの経験を積んだ彼は、2010年、25歳で満を持して欧州挑戦の為に海を渡る。所属したラツィオでは初年度から中盤の中心として君臨し、リーグ戦36試合出場11得点を記録した。その後も3年半に渡りラツィオを牽引し続けたが、2014年1月31日。冬期移籍市場締切間際で、低迷する名門インテルへの移籍を決断した。

 エルナネスは技術力に定評のあるセリエA屈指のテクニシャンだ。主に務めるのはCMFだが、中盤ならどこでもプレーが可能だ。苦手なプレーというものが特に少なく、ドリブル、パス、シュート、全てのプレーを高水準で体現することが出来る。180cm76kgとフィジカル能力が特別高い訳ではないが運動量があり、攻撃で違いを作り出せる選手としては珍しく守備能力も高いレベルで兼ね揃える。更に彼の他選手とは違う大きな特徴は、利き足がないという点だ。利き足がない、というと多少語弊があるかもしれないが、とにかく彼は両足で遜色なく高精度のボールを送ることができ、FKやCKも両足どちらでも蹴ることができる。実際インテルにおいても、右サイドからのCKは右足で、左からのCKは左足で蹴っている。ドリブル突破やフィジカル能力など目に見える大きな武器を持つ選手ではないが、全ての能力をハイクオリティに持ち合わせ、卓越した戦術眼でチームのためにプレーすることができる、セリエA最高クラスのプレイヤーだ。

 現在フィオレンティーナに次ぐ5位に付けるインテルであるが、名門インテルということを考えると、ギリギリEL圏内というのは“最低限”の成績だ。そんなインテルにあり、今冬に鳴り物入りで加入した選手、エルナネス。チームとして展開力や柔軟性に欠けるインテルにあり、このセリエA屈指の引き出しと戦術的柔軟性を持つ選手が加入したことは、インテリスタにとっては久しぶりの朗報だ。彼が低迷する名門インテルの救世主となることが出来るのかが、今後のインテル復興の一つの鍵となるだろう。