2013-14シーズンも佳境に入り、CL準決勝も1stレグを終了した。ノックアウト方式の試合らしい得点の入り辛い試合運びとなったが、決してつまらないというような試合ではなかった。準々決勝でバルセロナを下したアトレティコ・マドリードと、パリ・サンジェルマンをアウェーゴール差で下したチェルシーとの試合は終始アトレティコが指導権を握ったものの、チェルシーの牙城を崩せず0-0のドロー。順当に勝ち上がったディフェンディングチャンピオンのバイエルン・ミュンヘンと、ドルトムントをギリギリで躱したレアル・マドリードとの試合は、レアル・マドリードが前半にベンゼマが決めた得点を守りきり2ndレグへのアドバンテージを得た。
何が起こるか分からない2ndレグ。これについての個人的な考察を、全てのチームの立場に立ち書きたいと思う。リーグ戦も含め準決勝に残った4チーム全ての試合を見ているわけではない為、多少不備はあるかもしれないが、軽い気持ちで読んでもらいたい。
まずはバイエルン・ミュンヘンについてだが、バイエルンは2ndレグで絶対に点を取らなくてはならない唯一のチームだ。そして1stレグを見て分かるように、守ると決めたレアル・マドリードの守備を崩すことは容易なことではない。更に厄介なのはレアルのカウンターは非常にスピーディーで個人能力が特筆している点だ。ポゼッションサッカーを高レベルで体現している現在のバイエルンは、レアル相手でも長い時間ボールを支配することができる。しかし逆に言えばバイエルンのディフェンスラインは、クリスティアーノ・ロナウドをはじめとする選手によるカウンターを、少人数で受け止めなければならない。この事からバイエルンは2ndレグ非常に難しい状況にあると考えている。個人的には勝ち上がるには3得点は欲しいとも思っている。
そう考えた際に、私が使用を推奨したい選手が一人いる。それは、トマス・ミュラーだ。1stレグには後半29分からの出場であったが、この選手はレアル・マドリードキラーに成り得ると考えている。レアルのディフェン陣、ペペ、セルヒオ・ラモス、ヴァランは非常に身体能力に優れ、対人ディフェンスに強さを発揮する選手だ。その点で、マンジュキッチやリベリ、ロッペンというような真っ向勝負をするような選手よりも、ミュラーのようないやらしさを持った選手を起用すれば面白いと思う。勿論全員がそういう選手ではいけないが、後半終了間際にあったようなマンジュキッチが落としてミュラーのような展開が出来ればレアルは苦しむと思う。
ミュラーは個人プレーが特別突出している選手という訳ではないが、点の取り方がうまい選手だ。気付いたらゴール前にいる選手であり、恐らくポゼッション勝負はしてこないであろうレアルに対しては、こういった選手の方が有効だと考えている。使うポジションとしてはCMFもしくはOMF。1stレグのスタメンからはトニ・クロースかシュバインシュタイガーを外す。個人的にはラームのCMF起用に疑問を持っているので、ラフィーニャを外し、ラームを右SB起用してもいいと思う。ロッペンとリベリは外したくなく、マンジュキッチもターゲット、悪く言えば囮として起用すべきだと考えている。
2ndレグ、バイエルン・ミュンヘンは絶対に得点を決めなくてはならない唯一のチームだ。普通にやって勝てればそれが一番ではあるが、私はトマス・ミュラーを起用すべきだと考えている。ボールを支配しながらも得点を決めることが出来なかったバイエルン。1stレグで開けられなかったレアル・マドリードディフェンスをどうこじ開け、いかにレアルのカウンターの芽を摘む事が出来るかが、2ndレグの鍵となるだろう。