【悲願】‐ズラタン・イブラヒモビッチ | インテリスタのブログ

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 スウェーデン代表の至宝、ズラタン・イブラヒモビッチ。世界屈指のCFであり、テクニック、フィジカル全て兼ねそろえた怪物だ。所属した各リーグ、各チームでことごとくタイトルを獲得し、常にエースとして君臨する。しかし、そんな彼にも1つだけ取ることのできないクラブタイトルが存在する。それが世界で最も偉大なタイトルの1つ、UEFAチャンピオンズリーグ、ビッグイヤーだ。



 ボスニア人の父とクロアチア人の母を持ち、スウェーデンの血は引いていない。しかしながらスウェーデン代表として若くから長く活躍し続けた彼だが、ひとつのクラブチームでの所属期間は短い。1999年、18歳でスウェーデンの強豪マルメFFでデビューした彼だが、すぐに実力を認められると、2001年にはオランダの名門アヤックスへのステップアップを果たす。アヤックスではマルコ・ファン・バステンやパトリック・クライファートらが付けた歴史ある9番を、移籍初年後から背負う。すると翌シーズンには、シーズン10得点。更にその翌シーズンには、怪我で3ヶ月棒に振るものの、復帰後16試合13得点。チームをエールディビジ優勝へ導いた。2004年には26億円で、世界の強豪ユベントスへと移籍。移籍初年度、そして2年目にもスクデット獲得に貢献。翌年にはカルチョスキャンダルの影響でライバルチーム、インテルへの移籍を決断、またしても初年度でスクデットを獲得する。2年目にも当たり前のようにスクデットを獲得すると、3年目にはセリエAで25得点を決め得点王を獲得し、3年連続でチームをトップへ押し上げた。その後、バルセロナ、ACミランと移籍を重ね、2011‐12シーズンのACミランにて優勝を逃すまでのなんと、8年間連続でリーグタイトルを獲得した。



しかし、全てのチームで攻撃の中心的存在として君臨してきた彼だが、ことUEFAチャンピオンズリーグに関しては思うような結果が残せていない。自身最高はインテルやバルセロナで訪れたベスト4。決勝にすら立てていない。09‐10シーズンには、世界最高の布陣と言われたバルセロナにて古巣インテルと対戦。幾度のチャンスもゴールを割れず、バルセロナ有利という前評判を覆され、セミファイナルで敗退。更に、その年には昨季まで所属していたインテルが、実に45年ぶりとなるビッグイヤーを手にした。現在所属するパリSGは、豊富な資金力を武器に、欧州タイトル獲得が現実味を帯びるメンバーを集めている。そんな中、エースストライカーとして前線に君臨する彼にかかる期待は、今まで通り大きい。



セリエA最優秀選手賞3度獲得、セリエA最優秀外国人選手は実に4度獲得。チームのみではなく、個人賞としても輝かしい成績を残す、バルカン半島に生まれた天才、ズラタン・イブラヒモビッチ。歴代稀に見る恵まれた体格に似合わぬテクニックを持ち合わせる、世界No.1とも評されるCFだ。多くの名門で挑んだ欧州タイトルも、未だ獲得には至らない。彼の悲願のタイトル“ビッグイヤー”。彼にとってそれは、近くに見えて、果てしなく遠いタイトルだ。