人を動かす脳内物質: その①「オキシトシン」 | 魂の占い師 ネプテューンのブログ

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魂の占い師: ビギー・ネプテューンがスピリチュアルな日常について、気ままにつづります。時には政治・宗教や社会問題にも触れることもあります。全ては「より良い世界の実現」のためです。

脳科学者:中野信子さんの著書

『シャーデンフロイデ』を読んでいます。

とても興味深い内容なので、これから

何度かに分けてご紹介したいと思います。

 

『シャーデンフロイデ』というドイツ語の

意味は「誰かが失敗した時、思わず

湧き起こってしまう喜びの感情」の

ことです。日本でも「他人の不幸は

蜜の味」などと言う言葉がありますが、

この「妬み」の感情は人間であれば

多かれ少なかれ誰でも持っているもの

だと思います。

 

特に、この30年ほどネットの普及により

この「妬み」の感情はより広範囲に

猛スピードで拡散する傾向にあります。

芸能人、有名人の不倫や不適切な発言、

色々思い浮かびますね。

 

最近では「国際政治学者?」の

三浦瑠麗さんに対するバッシングが

記憶に新しいところです。

マスコミやネットで引っ張りダコだった

三浦さんですが、夫の詐欺容疑が報じられた

途端、アンチのみならず同胞と見られる

人達までもバッシングを浴びせたのには

驚きましたが…。

私が思うに、彼女の政治的スタンスや

発言のみならず、SNSでの「幸せアピール」が

多くの人達の癇に障っていたのだと思います。

そして昨日の夫の逮捕。「メシウマ」だった

人も多かったでしょうね。

これで三浦さんの復帰は絶望的か…

と思われますが、占星術的には

「サイコパス要素」を持つ三浦さん

ですから、また這い上がって来るかも

知れませんね。

 

さて、中野さんの著書に戻りますが、この

『シャーデンフロイデ』という感情は

「オキシトシン」と言うホルモンと

関係があると説明されています。

この物質のプラス面としては:

「愛し合ったり仲間を大切にしたい気持ち」

「安心感、活力、幸福感」をもたらすと

言われています。

 

しかし近年、上記のようなポジティブな

面以外に「妬み」の感情をも強めてしまう

物質であることがわかって来たそうです。

そもそも、このオキシトシンは哺乳類に

欠かせない「出産」「授乳」に関わるホルモン

なのですが、♀だけに分泌されるのではなく

♂の脳内にも存在するのです。

 

中野先生はこのようなオキシトシンの

働きの強い男性を「オキシトシン男子」と

名付けています。

「オキシトシン男子は:

「男性原理」である「戦闘力」や「性欲」

「恋愛に対する強い情熱」「稼ぐ力」などは

あまり強くはないのですが、「和やかで優しい」

「貞操を守る」「一緒にいると落ち着く」

という特徴があり、肉体的にも肌や髪がきれいで

ルックスも可愛らしい…近年、モテる

癒し系タイプの男性ですね。

 

さて、ではなぜこのような好ましい影響を与える

物質がネガティブな感情である「妬み」を

引き起こすのでしょうか。

それは「愛情」の裏に潜む感情と関係があります。

つまり「私から離れないで」「私たちと一緒に

行動しましょう」「こんなに愛しているのだから」

これは恋愛のみならず家族や組織などの共同体

にも当てはまります。愛が強ければ強いほど、

憎しみも深いのです。

 

私たちは自分の意志でモノゴトを決めている

ように思っていますが、実は脳内の化学物質

によって動かされているのかも知れません。

 

では、続きをお楽しみに。

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